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ソーイングほんとに基礎の基礎

HOW TO… #001 ジャガードニットのロングカーディガン

新企画のスタートです。
市販のパターン集×家庭用コンピュータミシンで、世界に1着をつくっていきます。
名付けて「世界に1着のつくりかた」(HOW TO MAKE ONLY ONE IN THE WORLD!=HOW TO…)

第1回はジャガードニットのロングカーディガンをつくってみました。




パターンは「私らしい大人服 With my own style 」(月居良子 著・文化出版局)から

ドレープのきれいなロングカーディガンをつかいました。

布地はとろっとした手触りのコットン&リヨセル×幾何学模様(ベージュ)×ジャガードニット。

 

工程は全部で9つ。
<準備>裁断
 

※ジグザグミシンをかけると布地が少し伸びる感じがありました。
家庭用ミシンで縫う場合は指定の縫い代に1cm大きくカット→ジグザグミシン→余分な縫い代をカットする方が縫いやすいです。
ロックミシンを使う場合はテキストの指定通りの縫い代でOKです。

<工程1>衿の後ろ中心を縫う

※テキストでは縫い代を割って、ジグザグミシンで押さえるとなっています。
このジャガードニットは表の柄(幾何学模様)と裏(無地)でコントラストがあるので
縫い代の片側をカットしたあと、伏せ縫いでスッキリと仕上げました。
表裏のコントラストがなければテキスト通りの縫い方でも目立たないと思います。

<工程2>衿と後ろ身頃を縫い合わせる
<工程3>袖をつける
<工程4>袖下と脇を続けて縫う


工程2〜4はまち針でしつけ→ミシン(直線)→ミシン(ジグザグor ロック)→余分な縫い代をカット

<工程5>袖口を2つ折にしてジグザグミシンで縫う

<工程6>裾を2つ折にしてジグザグミシンで縫う

<工程7>前端を2つ折にしてジグザグミシンで縫う

工程5〜7はアイロン(袖口・裾を出来上がりに折る)→ミシン(ジグザグor ロック)

<工程8>布ループをつくり前端につける


ミシン(直線)→ループ返し→アイロン→3回ミシンで前端にとめつける

<工程9>ボタンをつける

力布(ちからぬの)を裏側にあててボタンを縫い付ける

つくりかたは動画にまとめています。参考にしてください。

<材料・用尺>
 コットン&リヨセル×幾何学模様(ベージュ)×ジャガードニット @1,880×2.5m=¥4,700.-
※今回使用したジャガードニットは方向性のある柄でしたので、一方向裁ちしたのと
リヨセル混なので、縮み分を考慮して2.5m用尺を用意しました。
※テキストに示してある用尺は差し込みで1.9mとなっています。

そのほかの材料=ボタン2.5cm×1個

<パターン>
 「私らしい大人服 With my own style 」(月居良子 著・文化出版局) ¥1,365.-

<つくりかたのポイント>
・家庭用ミシンを使う場合は縫い代を1cmプラスして、直線ミシン→ジグザグミシン→余分な縫い代をカットすると縫いやすい
・衿の後ろ中心を伏せ縫いで仕上げるときれい
・ループのとめつけは手縫いの方がはやい

<製作時間の目安>裁断〜完成まで
6時間

 

 

今回のロングカーディガンはこんな布地でつくってもイメージ通りに仕上がります。

白・黒・ベージュあたりは既製服で定番なので、ソーイング用服地でも比較的見つかりやすいのですが
渋みがかった深みのあるトーンのものはあまり目にしません。
「大人服」にぴったりです。

ウール&キュプラ×無地(ココア)×天竺ニット (2,100 yen/m)

ウール&キュプラ×無地(パンプキン)×天竺ニット  (2,100 yen/m)

ウール&キュプラ×無地(オークル)×天竺ニット (2,100 yen/m)

 

また、鮮やかな発色のミックストーンもドレープと相性がいいのでおすすめです。

ウール&キュプラ×無地(ピンクパープルミックス)×天竺ニット (2,200 yen/m)

 ウール&キュプラ×無地(イエローミックス)×天竺ニット (2,200 yen/m)

いずれも差し込みで裁断できますので、ロングカーディガンの用尺は1.9mです。

 

それにしても、ボリュームたっぷりな新企画。。。
動画をつくるのに撮影編集で3日間。。。
なかなかの達成感があります(笑)

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