作例集FAB

FAB #055 久留米絣の前あきノースリーブワンピース(ふだん着の久留米絣)

update

5/10(金)からはじまる、「ふだん着の久留米絣展」。

「つくること」と「伝統工芸」をもっと身近に、をテーマにすえた本企画は
fabちゃんとうなぎさんがガッチリ手を組み、その手に
あの手・この手をつかって、お越し頂いた方はもとより
WEBを通じて、全地球人のみなさまに
力ずくで、いや全力で「身近に感じて頂く」ことを目標にしております。

先日のイベントのご案内では
fabちゃんが久留米絣をつかって「ふだん着」をテーマに作例を展示します!と
さらっと書いていましたが。。。

ようやく、作例が完成しましたので、ご紹介致します。

作品の裏テーマは「着尺との戦い」です。
久留米絣は着尺(布幅36〜39cm前後)の織物。
大きく機械織と手織に分けられますが
その200年の歴史では機械織が導入されたのは戦後のまもなくのこと。

そのころの織機は、いまも現役バリバリです。
バリバリなんですが、「機械」とはいっても
織機のそばで職人さんがつきっきりで調整をしながら
圧倒的な手間をかけて、織られるのが絣の実際。
あたりまえですが、高価です。(高い・安いではなく、あの手間と技術を知って頂ければ絶対納得のいく価格です)

そんな高価な久留米絣をつかって、ふつうにワンピースをつくろうとすれば、用尺は8m超!
いやらしい話ですが。。。@2,100×8m=16,800円!
高い安いの話はしたくはないんですが
布地ができるまでのプロセスを知れば、納得できる価格であっても
いくら身近に感じて欲しいと思っても、ちょっと。。。
大きな声で、「どうですか?」とは言いづらい。。。

そこで考えたのが「着尺を少しもムダにせず、用尺を圧縮すること」。
以前のブログ(FAB #046 Wガーゼの額縁キッチンクロス=メール便への挑戦状)でも書きましたように
この制約を乗り越えるのがチームfabちゃんです!

こちらの前あきノースリーブワンピース。
久留米絣のノースリーブワンピース

つかった用尺はなんと4.5m!
いやらしい話ですが、@2,100×4.5m=9,450円。。。。
これなら、すこし身近に感じて頂けるのでは?と思います。

バックビューも、すっきり上品。
久留米絣のノースリーブワンピース

 

襟はボートネックで、スクエア&シャープな凛々しい雰囲気に。
久留米絣のノースリーブワンピース

 

前あきは小さめのボタンをたくさんつけることで、センターにラインができて、立体的に。さらに、ほっそり。
久留米絣のノースリーブワンピース

 

袖ぐりもキュッと。
久留米絣のノースリーブワンピース

 

肩のラインも凛と。
久留米絣のノースリーブワンピース

 

生地にハリとやわらかさがあるので、きれいなラインが出ます。
久留米絣のノースリーブワンピース

 

それにしても、奥行きのある、いい風合いです。
久留米絣のノースリーブワンピース

 

製作のまとめです。

 

<材料>
久留米絣 (布幅38cm@2,100×4.5m=9,450)

そのほかの材料
見返し(リネン×無地(ブラック)×薄キャンバス(シリーズNO2)@1,580×0.4m=632)
ボタン(直径12.5mm×12個)

 

<パターン>
fab-fabric オリジナル(未発売)

 

<つくりかたのポイント>
・久留米絣は基本的に表面・裏面がなく、組みあわせて柄をあわせることができます(用尺圧縮)
・前あきの立体感が絣の柄と合わさって、シャープで凛とした雰囲気になります。
・ボタン付けは大変ですが、小さめのボタンをたくさんつけると、華奢で、上品にまとまります。

 

<製作時間>裁断〜完成
7時間

 

 

こちらを含め、キッズ、メンズまで作例を現在製作中(明日完成予定?間に合うのか、間に合わせます)です。

実はさきほどまで、うなぎさんこと、白水さんとスタジオで設営をしていたんですが
アドリブ&アイデアで、期待を裏切らないところまで来ました(自分で言う?)
約30種類の久留米絣の展示はうなぎのさんのところ(古い町屋)でみたときの「伝統工芸」な雰囲気がないというか
fabちゃんテイスト。(ピックアップは白水さんなので、意識してもらったんだとは思いますが。。。)
切り売りもしますし、手にとっていただきやすいカットクロスもご用意することが先ほど決まりました(これはたぶん)
ワークショップもまだ余裕がありますので、メールか電話でご予約ください。

くわしくはこちらの記事をご覧ください。
 「ふだん着の久留米絣展」(5/10・金〜5/19・日)のごあんない ワークショップや展示、久留米絣の販売まで、いろいろやります