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作例集FAB

FAB #061 ボートネックのプルオーバーシャツとサテンのギャザースカート(コーディネートを考える編)

きょうの作例はコーディネートから考えてみました。

と云っても、目指したのは「なんでもない、シンプルなデザインでも仕立て映えする白いシャツ」

ふんわりと、光沢のあるビビットなサテンのスカートとあわせてみると。。。

 

やっぱり、はまりました。元気なんだけど、元気すぎない、落ち着きのある雰囲気

 

襟もとから肩のラインをすっきりみせてくれるボートネックと

 

ややひろがりのある袖の組みあわせは涼しげです。

 

シーチング地の間をストライプのシャーリングピンタックでつなぎ合わせてあって、ヨコ伸びするユニークな布地。
(袖口を伸ばしてみたところ=つなぎ合わさった部分が伸びています=伸縮率は約1.2倍)

なんでもない、シンプルなデザインは、その素材と織りの良さがポイントになります。

特に「白」は、それが顕著に伝わってくるような気がします。

白のイメージとしては「清潔感・清楚な雰囲気」なわけですが、コーディネートによっては

妙な甘さが出てくるのがむずかしいところ。。。(お嬢様的な。。。いい言葉が見つからない)

今回は少しやんちゃな色(=ビビットなど)と組みあわせてみると、いい具合に中和されて、白の良さだけが引き立ちますよ!というご提案でした。

 

では、製作のまとめです。

 

●ボートネックのプルオーバーシャツ

<材料>
コットン×ストライプ(オフホワイト)×シーチングピンタック(布地幅96cm@1,180×1.7m=2,006)

そのほかの材料
(見返し)リネン×無地(ホワイト)×薄キャンバス(シリーズNO1)@1480×0.2m
(接着芯)綿ポリ芯(ホワイト)@500×0.3m

 

<パターン>
fab-fabricオリジナル(未発売)
※出来上がりサイズ着丈=48cm、袖丈=35cm

 

<つくりかたのポイント>
・ボリュームのある布地なので、見返しは別布(リネンホワイト)をつかいました
・裾と袖口は布地のふっくら感を残すため、手まつりで仕上げました
・見返し全面に接着芯を貼り、表地の衿ぐりの出来上がりラインにもストレッチ伸び止めテープ(接着芯をバイアスにテープ状にカットしたもの)を貼りました。伸びを防ぎ、くっきりとしたラインになります。

 

<製作時間>裁断〜完成
5時間

 

 

●ギャザースカート

<材料>
コットン×無地(イエロー)×サテン(布地幅110cm@850×1.3=1,105)

 

<つくりかたのポイント>
・同じ長さの布地を幅いっぱいに使って、筒縫いにするだけのスカートです
・ウエストと裾は巻きロックでかるい仕上がりに
・ウエスト部分はゴムシャーリングでギュッと縮めて、細かいギャザーをよせました
・裏地はつけずペチコートとあわせてはいてください

 

<製作時間>裁断〜完成
3時間

 

ギュッと細かいシャーリング。

 

ウエストと裾は巻きロックでかるい仕上がりに。

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