もしもミシンが使えたら。。。

もしもミシンが使えたら。。。#017 ハーフパンツ(②前ポッケはマスターしたぜ!)

update

(前回までのあらすじ)
ウエスト100cmのfabちゃんのハーフパンツづくりは波乱のスタート。既存のパターンを補正することを早々に断念。今ぴったりサイズのパンツをベースにパターンを製作することに。ミホ先生にいわれるがまま、アウトラインをひき、出来上がったパターン。fabちゃんは歓喜のまま、裁断〜接着芯を貼り終えたのであった。

 

きょうから、いよいよ縫製です。

ミホ先生から「(完成まで)8時間ぐらいかなぁ」と聞いて、「一気に完成させるぞ!」と荒ぶってみましたが

撮影しながらなので、もう少しかかりそうです。

 

パンツの前ポケットをつくるのは2回目ですが、「はて、どうつくるんだったか」です。

こんなときは知ってる人間に聞くのが一番。「どうやってすると?」

「はぁ?全部自分でするっちゃなかった?じゃあ、時間ないけん、いろいろ云わんで、チャッチャッやってね」(実際はここまで刺刺しくないですが)

 

「まず、こげんして、ポケットの袋を置いて、その上に向こう布を置くやん」

 

「で、最終的にはこんな感じになるけん。これを縫い合わせていくったい」

 

「最初に向こう布と袋布を縫い合わせて。端から2mmね。」

 

「ほんと、うまくなったね」

 

「そんで、このポケット口と袋布のここを縫い合わせるやん。思い出した?」「ううん、なんとなく、記憶が。。。」

 

「縫い線に直角にチュッって、つけてね、まち針」

 

「それ後で、表に返して1mmひかえるけん、9mmで縫ってね」

 

「で、そこの縫い代をアイロンで2つに割っといて」

 

「もう、先に袋縫おっか?袋布を合い印でみて、折り曲げて、縫い合わせるけん」

 

「出来上がりの線1cmで縫って」

 

「で、縫い代を半分5mmに切って」「えっ?なんでよ?」「もう、縫い代を袋縫いにして閉じ込めるけん、その方ががっちり強いけん」

 

「縫い目に沿って折って、アイロンかけて」(このあと、表に返して端から7mmのステッチで縫い代を閉じ込めました・写真取り忘れ)

 

「最後に、ポケット口に端から2mmと7mmのWステッチね」

 

「仮留めして前ポケットおわり」

 

「ねぇ、写真撮ってよ」「早くない?」

 

と、日中の作業レポートはここまでです。

 

話は変わって。。。

本日、6月14日fab-fabricは満1歳のお誕生日を迎えました。

感謝セールもなく、平常運転ですが、いまこの文章を読んで頂いていることがほんとうにありがたいことだと思っております。

 

昨年の今日。

オンラインストアを昼頃オープンしたら、ほっとしたのか熱を出し、家に帰って寝たのを思い出します。

それからオープンはしたけれども、看板さえ出していない雑居ビルの2階にお客さんは来て頂けるはずもなく

「fab-fabric」と検索しなければ、サイト自体にたどり着けない、そんな状況でしたから

時間だけはたっぷりありました。

「とにかくブログを書いて、僕たちのことを知ってもらおう」と、

作例をつくって、写真や動画を撮って、ブログを書いて1日が終わる日々の繰り返しでした。

 

時間だけはありますから、高校生のように、朝スタジオに来て本を読んで、ノートを作って

布のこと、服のことを勉強しました。

ただ猛勉強はしましたが、知識はあっても布の善し悪しまではわかりません。

仕入の時もミホ先生の横でサンプルをひたすらさわりまくっていたものの

「いい布とはどんなものなのか?風合いがいいとはどんなことをいうのか?」がわかってきたのは

ずいぶん経ってからのことです。

 

色や柄でいいなと思うものを「これは仕入れたいリスト」に自分なりにピックアップしては

ミホ先生に「これ?色は良いし、柄も良いけど、ものが良くないねぇ」と、バッサリやられていました。

そんな感じで仕入を続けていたので、「いいものだけを紹介できている」はずだとは思いながらも

絶対的な自信までは持てないでいました。

 

転機となったのは布旅でした。

あたらしい仕入先と布地を探す旅でしたが、その合間に勉強をかねて大きな布屋さんにも行ってみました。

種類はこれでもかとありますが、さっき自分たちがいいなと思って仕入れたような布地は

ほとんどありませんでした。

もちろん、有名なブランドの高級な服地はありますが、じぶんで服をつくるための布地は

こんなにも少ないのかとびっくりしました。

そして、ようやく自分たちは間違いなく、「いいものをご紹介できている」という自信がわいてきました。

 

最近は「あっ、これはいい」と思うものが、ミホ先生にも「これ、いいね」と言われるようになってきて

仕入が楽しくてしょうがありません。

特に、自分がいいなと仕入れたものを買って頂いたときには

うれしくて「これ僕が仕入れました!」とアピールしてしまいます。

FABでご紹介した作例につかった用尺通りにご注文を頂ける→「同じものをつくってみよう」と思って頂ける

こんな幸せなことはありません。

 

僕らのことを「忙しいのではないか?」と気遣って、毎回アポをとってから来店して頂くオープン当初からのお客様、

たまたま「近くまで来たから」と寄って頂けるお客様、わざわざ遠方から福岡旅行を計画してお越し頂けるお客様、

オンラインストアで布地やパターンを買って頂いたばかりか、手紙やメールを頂けるお客様、

お問い合わせやリクエスト、ときには感想やアドバイスを送って頂けるお客様、

2か月先しか予約がお取りできないスクールを予約して頂けるお客様、

ストアカードを置いてくれるばかりか、「fab-fabricって布屋さんご存知ですか?」と自店のお客さんにおすすめしてくれる近隣のお店の方々、

大きなお店に比べて、さぞ効率が悪いであろう取引先である僕たちに布地を分けて頂くばかりか応援して頂ける仕入先さま、

サイトの「あーしたい」「こーしたい」のわがままなお願いについて、「本音のアドバイス」と「本気の解決策」を頂くM先生とK先生、

そして、この長ーいブログを最後まで、読んでくださった、みなさま。

ほんとうにありがとうございます。

明日から、また頑張って参ります。