ソーイングほんとに基礎の基礎

ソーイングほんとに基礎の基礎 #006 諦めない・挫折しない「型紙の写し方」(前編)

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ソーイングをはじめて、最初にぶつかる難関は型紙(パターン)ではないでしょうか。

型紙は一般的にいくつかのサイズ(7号・9号・11号)が1枚の紙に印刷されています。

基本はこの紙の上に、薄い紙(ハトロン紙)を乗せてなぞる(=トレース)するだけ。。。

 

なんですが、問題はいくつかのデザインを収録したパターン集に付録でついてくる「実物大の型紙」からのトレース。

デザインとサイズが幾重にも重なって、自分が欲しいパターンを見つけて写し取るだけでも、慣れるまでは大変な作業です。

そこで、諦めない・挫折しない「型紙の写し方」とそのコツについてまとめたいと思います。

 

今回は「さり気なく甘い服」(笹原のりこ著・文化出版局)の表紙にもなっている、シンプルなワンピースを例にパターンを写していきます。

まず準備する道具はこんな感じです。

写真手前から
・ハトロン紙(トレーシングペーパー)
・直線定規
・カーブルーラー(あれば便利、なくてもOK)
・シャープペンシル/マーカー/消しゴム
・ウエイト
・メジャー

早速、準備から。。。といきたいところですが

いきなり、大事なことがあります。

パターンを写す前に、自分の正確なサイズ(ヌードサイズ)をきちんと計っておかねばなりません。

さらっと、流しますが。。。忘れずに。

 

で、攻略するパターンはというと、こんな感じです(笑)。。。笑うしかありませんよね。。。。

*この写真のパターンはかなりエグイ方です。
*今回使うパターンではありませんが、わかりやすい例です。

 

どこから手をつければいいやらと途方にくれそうですが。。。攻略するコツと手順があります。

1)写し取るパターンの数と形をチェックする
パターン集には手順書の「型入れ参考図」(呼び方はいろいろ)で、まずは写し取るべきパターンを確認

2)つづいて、写し取る各パーツの角や合い印、布目線、縫製指示をマーカーでチェックする
重なった線の中から、写し取るパターンの見つけ方は
→「パーツ名」を見つける
→各パーツのイメージ(形)の角を見つける(線と線が交わる=角=点)
→パーツの角(点)を頭の中で結んでみて確認する

こんな感じです。

3)パターンの上に紙をのせる
パターンを写し取る紙(ハトロン紙)はツルツルした面とザラザラした面があります。
ザラザラした面を上にして(ツルツルした面を下に)パターンの上に置きます。
このとき、ウエイトを置いてずれないようにしてください。

4)中心線(縦の直線)から写す
パターンは大きなものから、中心線(パターンの中心となる縦の直線)から写して、中心線から周囲に向かって線を写していきます。

5)曲線を写す
曲線を写すには3つの方法があります。
1つはフリーハンド。気合いで曲線を写します(笑)。
2つ目が直線定規を、曲線にあわせて少しずつずらしながら、短い直線を何度か引いて、それらをつないで曲線にする方法。
3つ目が「カーブルーラー」といわれる特殊な定規をつかって、その曲線を利用して引く方法。

 

さて、どの方法がいいのか。。。

おすすめは直線定規を使う方法です。

パターンを写し終わったあと、直線定規の方眼(1マス5mm)を使って「縫い代」をつけていく作業に入りますが

直線定規で曲線を写すのに慣れてしまえば、パターンを写しながら、縫い代をつけていくことも可能になるというわけです。

 

冒頭の複雑に重なったパターンを見た瞬間、「面倒くさぁー」「絶対ムリっー」ってなりそうですが。。。

絡んだ糸をほどく時には、ギュッと引っ張るより、ゆっくり着実にほどく方が早いように

パターンを写す時もゆっくり、着実に確認しながら進めるのがコツです。

 

ここまでの作業を動画でまとめました。

次回は後編として、「縫い代のつけ方」をまとめます。