ソーイングほんとに基礎の基礎

ソーイングほんとに基礎の基礎 #007 諦めない・挫折しない「型紙の写し方」(後編)

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型紙の写し方。

前回に引き続き、「さり気なく甘い服」(笹原のりこ著・文化出版局)から、表紙のシンプルなワンピースの型紙(パターン)を

写していきます。

前回は型紙(パターン)をハトロン紙に写し取るところまででした。

今の段階では「写し取ったパターン」は仕上がりのサイズで、縫製のための「縫い代」がありません。

今回は「縫い代」の付け方を中心にまとめます。

縫い代の幅は部位、パーツ、生地の厚さによって違ってきますが、基本はパターン集の作り方のページに幅の

指定があります。(写真は裁合せ図のページ・裁断をするときのパターンの配置例もあわせて書かれています)

縫い代をつけるには2つの方法があります。

1つは「生地自体に縫い代をチャコペンでつける」方法。(以下、チャコペン方式と呼びます)

2つめは「仕上がりサイズのパターンに縫い代をプラスして書き入れる」方法です(こちらはパターン方式です)。

おすすめはズバリ、「パターン方式」です。これ一択といっても大丈夫です。

 

では、なぜチャコペン方式はおすすめできないのか?

それは、つくる度に「縫い代」をつけないといけないからです。単純に面倒だからです。

服飾学というアカデミックな視点では「まぁ、なんて乱暴な!」と、怒られそうな発想ですが

はじめてつくる1着から仮縫いさせられた日にやぁ、日が暮れらぁってことです。

 

チャコペン方式の例

お気に入りのワンピースが1着できたら、違う布地でもう1着つくってみたくなりますよね。

でも、縫い代付けから再スタートとなると、気が重いじゃないですか。

だから、パターン方式。

 

ただし、縫い代は正確につけてください。

パターンは上からなぞるので、余程じゃない限り致命的なことにはなりませんが。。。

縫い代はパターン集の指示通りに自分で線を引き足していくので、いい加減にやっちゃうと縫製の段階で???な

ことになってしまいます。

 

あとはパターン集の指示通りに引いてください。。。終了と締めたいところですが、今回もいくつかコツがあります。

使う道具は、パターンを写すときにつかったものと同じ。

基本的な手順は。。。

1)直線から、長いものから引いていく

2)直線を引き終わったら、カーブを引いていく

3)引き終わったら、切り出す

です。

 

なんでもなさそうですが、コツを知っていると知らないでは雲泥の差が出てきます。

ポイントは「直角」と「カーブ」です。

直線を引くのは難しくありません。

透明な方眼定規の1マス5mmを透かしてみて、指定の幅でシューーーーーーーー。


そして、以下の写真のように縫い代の幅が違っても、隣り合った2本の縫い代が「直角に交差」しているときは問題がありません。

 

ただし、直線の縫い代とカーブの縫い代が隣り合ったとき(角が鈍角になったとき)には注意してください。

こんなとき、縫い代幅1cmの直線をそのまま曲線の終点とつないでしまうと(仕上がりサイズの角から斜めに1cm)

縫い代が短くなってしまいます。

これをふせぐために、 直線の延長線と曲線の延長線が直角に交わるところまで、線をきちんと引いてください。

こんな感じです。



カーブは直線定規をずらしながら引いたあと、カーブルーラーをつかうと、よりきれいにカーブが描けます。

ここまでくれば、あとは切り抜くだけ。。。

はて?ハサミ?カッター?

全部ハサミでもかまいませんが。。。

直線はカッター、曲線はハサミの方が作業が早いし、正確にカットできます。

このときとき使う、ハサミ。「裁ちばさみ」は絶対に使わないこと。極端に切れ味が落ちます。絶対、文房具のハサミを使ってください。

今回の型紙5枚完成です。

布目線や処理の指示など記入漏れがないかチェックして、終了です。

長くなりましたが、ソーイングの教科書にもいろいろ方法が書いてあって、僕自身、どっちがいいの?と悩みました。

正確に、と思うばかり、ときにクドく、文体も定まらない、冗長な説明ですが、どなたかひとりでも

「なるほど、ひとつやってみるか」と、なってもらえれば幸いです。

 

最初に貼ってよ!って怒られそうですが、1分30秒にまとめました(笑)

次回は裁断です。