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「つくりたい布地でつくる」という最も合理的で、シンプルな選択

「○○○は家庭用ミシンでも縫えますか?」
「○○○と●●●では、どちらが縫いやすいですか?」
たいへん多く頂くお問い合わせです。

ぶっちゃけますと、「縫おうと思えば縫えます」し
縫いやすさに「大差なし」です。
こう書くと、みもふたもない感じがしますが
いい加減に考えているわけではなく
「ふつうのひとが、ふつうに縫える布地かどうか」
チェックして、仕入をしているので
「あんまり心配しなくてもいいのになぁ」
そう思っています。

先週も布地の仕入先から、あたらしい布地のサンプルを送って頂きましたが
色味、風合いはよかったものの、ふつうの人が縫うには
「やわらかすぎて、縫いにくいだろう」と、仕入れませんでした。

縫製等にテクニックが必要な布地に関しては、商品詳細ページの
sewing pointに、その旨表記しています。
当たり前ですが、「縫いにくい布地」以外は、「縫いにくくない布地」です。
その中に、相対的に「縫いやすい布地」があって
そういう布地についてはsewing pointに、「縫いやすいですよー」って書いています。
そして、僕たちの取り扱っている布地で「縫いにくい布地」はほんの数アイテムです。

「自分に、自分のつかっているミシンで、縫えるだろうか?」
そう案ずるよりも大切なのは
「自分が着たい」「つくりたい」と思える布地でつくること。
失敗したくない気持ちはわかりますし
「失敗しないとうまくならない」的な、無責任なことを云うつもりもありません。

失敗しない方がいいに決まってますが、それを畏れて
「つくりやすい布地で、つくりやすい服」をつくっても
着たいと思わない服ができあがるだけ。。。です。
「着たい服を、つくりたい布地で」完成をイメージしてワクワクしながら
つくる方が何倍も楽しく、多少うまくいかなかった部分があっても
着られる(=失敗があっても許せる)1着になります。

昨日、お電話でお問い合わせ頂いたお客様にミホ先生が応対していたところ
「つくりたい布地で、つくるのが1番ですよ〜」と云っているのを聞いて
なんだか、すごくしっくりきました。
ほんとに、そう思います。

きょうはオンラインストアにニットを追加しました。
「つくってみたい」と思って頂けるものがありますように。(祈り)
ウール&コットン×無地(グレー)×W天竺ニット

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