きょうはサーキュラースカートのご紹介です。
「サーキュラー」(circler=円)スカートは、その名の通り、ひろげてみると正円です。
裾幅がひろく、フレアーに動きが出るサーキュラースカートは、ダンスの衣装に使われるデザイン。
動きまわる、ちびっこにはぴったり!です。
つくりかたの基本は「布を丸く切り抜いて、裾とベルトを始末する」だけ。
脇を縫い合わせることも、柄合わせもありません。
「チェックは柄合わせが。。。」という方も心配ご無用です。
あまりに簡単なので(笑)、布地を変えて2着つくってみました。
1着目はコットン×ストライプ(ブルー)×ダンガリーをつかって。。。
ストライプは脇がボーダー柄になるので、フレアーの立体感が増します。
2着目はコットン&リネン×ギンガムチェック(スカイブルー)×ポプリンをつかって。。。
このギンガム。映画「SOMEWHERE」に出てた女の子(エル・ファニング)が着ていたワンピースを思い出しました。
同じスカイブルーのリボンで、「きゃぁは!」となってもらうのを狙いました!
2着とも、いつかの映画で見た、大人びた「おしゃまな、おんなのこ」をイメージさせる雰囲気になりました。
型紙からつくりかたをまとめます。
<型紙のつくりかた>
製図は以下の数式に「ヒップのサイズ」と「スカート丈」をあてはめ、計算します。
※サンプル110サイズの場合
H=60cm
スカート丈=33cm
・ウエスト部分
(60+5)÷3.14÷2-1=9.3cm
・正方形の1辺の長さ
9.3+1+33+1=44.3cm
むずかしそうに見えますが、電卓で簡単に計算できます!
では、実際に110サイズのパターンをつくってみます。
③方眼定規をつかって、中心から44.3cmの曲線を引きます(スカートの裾になります)
④同じように中心から9.3cmの曲線を引きます(ウエストになります)
⑤2つの曲線をハサミで切り抜きます(重ねた紙がずれないように注意して)
これで型紙は完成です。
ベルトの長さはヒップ+5cmで65cmを「わ」にとって、裁断するので(÷2)32.5cm+縫い代1cm=33.5cm
高さはベルト幅1.5cm×表裏2+縫い代各1cm=5cmの長方形。
ひもの太さ・長さはお好みですが作例は5mm×98cmの出来上がりになるように裁断しました。(4つ折りにして)
<つくりかたのポイント>
・裾の縫い代はカーブになるので、細かい三つ折りの方がよじれにくいです
(まち針でしつけして縫うとずれにくいです)
・ストライプやチェックは、ベルトやひもを裁つ際、ラインに沿ってカットするだけでOKです。(型紙が不要)
・サンプルは110サイズ、膝丈 (33cm)でつくりました。膝丈の目安は以下の通りです
100サイズ→30cm
120サイズ→36cm
130サイズ→39cm
<材料>
◎ストライプダンガリー
布地:コットン×ストライプ(ブルー)×ダンガリー(@950×1.0m)
ゴム:1cm幅53cm
接着芯:1.5cm×5cm
◎ギンガムチェック
布地:コットン&リネン×ギンガムチェック(スカイブルー)×ポプリン(@850×1.0m)
ひも:0.7cm幅×1m
ゴム:1cm幅53cm
接着芯:1.5cm×5cm
<製作時間>裁断〜完成
2時間
ひさしぶりに、つくりかたのfab-Tube動画をつくってみました。