ソーイングほんとに基礎の基礎

ソーイングほんとに基礎の基礎 #008 正しく裁断するコツ_前編

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今日は正しく裁断する方法とコツをまとめます。

 

「さり気なく甘い服」(笹原のりこ著・文化出版局)から、表紙のシンプルなワンピース。

前回はパターンを写して、切り抜くところまでできています。

正しく裁断するためのポイントは2つ。

パターン集には布地に対して、パターンをどう配置するかを示した「裁合わせ図」「型入れ図」があります。

そちらを参考に配置すればいいのですが、「なぜ、そうやって配置するのか?」の理屈をすこしだけ知っていると

確実に配置できて、安心です。

なにより、一度切ってしまったものは元に戻せませんから。。。

 

まず、布地の置きかた。

基本は「布地の表面を下にして広げる」ですが、洋服のパーツ(パターン)は右と左の対になっていることが多く

また、左右対称のパーツは布地を折り曲げて、パーツの中心線を折り曲げた線の上において、外周を切り抜けるので

「布地は表面を内側に2つに折って広げる」ことが多くなります。

 

表面を内側にするのは、チャコペン等で布に印を直接書き込むことがあるからです。

布地の表を内側にして2つに折り、パターンを並べて、ずれないようにウエイトを置くとこんな感じです。

パターンを布地に並べるときのポイントは3つ。

「布目線に合わせる」
布目線は「布のたて地」(タテ糸の方向)。布地の耳と同じ方向です。
この↔印は「(布目線に)この↔方向にあわせて配置してください」の意味。

2番目が「わにとる」
僕も最初は「ワニトル?」ってなんよ?でした。
二重丸の半分に切ったような半円マークが目印。
「左右対称のパーツは布地を折り曲げて、パーツの中心線を折り曲げた線の上において、外周を切り抜いてください」の意味。

ひろげると、左右対称のパーツになります。

そして、最後はポイントというより、テクニックにちかいのですが。。。
「差し込み」です。
これはパターンの上下を入れ替えて配置することで、並べて配置するとムダが出てしまうような場合に使えます。
ただし、布の表面や柄に方向性があるものではできません。

また、正しく裁断するためには「柄合わせ」という作業がありますが、すこしボリュームがあるお話なので

別の回でまとめます。

 

配置ができたところで、次は「ズレを防ぐための道具と切り方」です。

せっかく正しく配置できたのに、切り出すときにズレてしまってはもったいない。

まず道具について。

「まち針の刺し方」
パターンと布地がずれないように刺しますが、後でカットしますのでパターンからはみ出さないように刺します。

また「ウエイト」をしっかり使うだけで→かなりズレにくくなる→まち針は刺す数は少なくなる→時間短縮になります。

最後に「ズレない切り方のコツ」

・布は持ち上げない/動かさない(布は置いたまま、裁ちばさみの刃先を浮かせないようにして切ります)

・自分が動く(布地は置いたまま、自分が切りやすい位置・角度に移動して切ります)

・ハサミの刃は最後まで閉じきらない(線の途中で閉じきってしまうと、縫い代に段差が出やすくなります)

 

次回は後編として、「接着芯の貼り方」をまとめます(fab-Tube動画を編集中です)。