「明日、福岡に行くので、お店に行っていいですか?」
そのfacebookのメッセージには「布を買いたいのですが、お店開いてますか?」のニュアンスはありませんでした。
そして、明日は日曜日。定休日。それも連休の中日。
目的が読めないまま、「お気をつけて、お越しください。。。」 無難に、メッセージを返信しました。
そして、約束の当日。
「高速が事故で、渋滞で、今日はfabさんのあとに行こうと思ってたコンドルズの公演に直行することにします。」
・・・。ますます、彼の目的が読めないまま、「お気をつけて、お帰りください。。。」いろいろ気をつけて!の想いを込めて、返信。
それから、しばらくして「今日、福岡です。夕方、お店に行っていいですか?」のメッセージ。
そう、彼のメッセージは、小田和正より、the FIELD OF VIEWより「突然」なんです。
会えば、いきなりハイテンション。。。
「ふぁ〜、布がいっぱい」「ミシンいいなぁ」「ホームページの写真のイメージそのまんまだ」と、興奮さめやらず。。。
いろいろ話を聞いて、彼はインド在住のスウェーデン人がデザインした、テキスタイルをつかった雑貨ブランド「pink india」を
日本で販売している。ということがわかりました。
また、彼が僕が10年来、妹のように思ってる子の旦那と同級生で、僕らも参列した結婚式に出ていたことや大学の後輩であることも。
そして彼は「何ができるか、わかりませんが、何か一緒にできそうな気がするので、よろしくお願いします」 という言葉を残して、帰りました。
彼が扱うは布の雑貨、テキスタイルのパターン的に、洋服にするには柄が大きい。
目先の違うデザインのバッグ?(面白くない)
そして僕は「コラボ」という言葉が好きじゃありません。
単純に外注しただけじゃん、材料仕入れただけじゃんなものまで
PRのネタとして「コラボしました」「異色でしょ」というノリをけしからんと思っています。
そんな僕のポリシーが邪魔をしたのか、アイデアは浮かんでは消えを繰り返し
とにかく「いっしょに雑貨つくりました」的アプローチだけは避けようと決めました。
それから、何度かやりとりして、行き着いたのが「子ども服」。
大人が着るには大きな柄ですが、子ども服なら、pink indiaさんのイメージをそのままいかせると。。。
そして、布地選びからトップス・ボトムス・アウターの3ライン全9デザインをつくって
オーダーを受けて製作しましょう。
というところまで決まったのが先月末。
行動力の塊のような彼の「突然のメッセージ」からはじまった、子ども服づくり。
彼の行動力がなければ、ぼくらが子ども服のことを考えるのはもう少し先のことだったなぁと。。。
ありがとう行動力。
つい先日、届いたばかりのキッズトルソー(通称・六歳ロクサイ)に着せた
できたてホヤホヤのサンプルがこちらです。
パフスリーヴ・ブラウス
ジャンパースカート
フレアワンピース
布地はデザインによって、それぞれ7〜12種類のテキスタイルから選んでオーダーして頂く形になります。
サイズは100・110・120の3サイズの展開。
11/11(日)〜24(土)の期間限定で「pink india gift shop」(熊本市中央区水道町1−9イーストンビル2F )にて
詳細はこちらで。