スプリングコートの布地に迷ったら。。。
トップスとのコーディネートで考えてみてはどうでしょう。
A)トップスは明るめのものが多い→ベージュ、カーキなど落ち着いた色味のコート
色は直感に加えて、コーディネートで考えて
形は飽きのこない定番のステンカラーコートからはじめて、2着目はそれを布地を変えて、ポケットや衿の形を変えて
アレンジしする、というのがいいと思います。
A)落ち着いた色のコートなら
コットン×無地(ベージュ)×ギャバジン(148cm幅@1,180/m)
「ど真ん中のベージュ」ですから、コーディネートのしやすさはもちろんですが
なめらかな光沢と適度なハリもあるので、シルエットもキレイだと思います。
コットン×無地(オークルベージュ)×ギャバジン(150cm幅@1,380/m)
こちらも同じくギャバジンですが綾目がストライプ状に組みあわせてあり、見る角度によってストライプが
浮き出る珍しさがあります。また、手触りはなめらかで、ボリュームもあって、上質なものです。
コットン&リネン×無地(ブラックネイビー)×ギャバジン(146cm幅@1,180/m)
こちらは少し青みがかかった黒のギャバジン。「真っ黒」ではないので、ショート丈のコートでしたら
トップスが引き立って見えると。。。ハリがあってシワになりにくいのもいいかと思います。
B)明るい色のコートなら
ポリエステル&コットン×無地(ターコイズブルー)×ギャバジン(148cm幅@1,080)
ポリエステル&コットン×無地(ストロベリーレッド)×ギャバジン(148cm幅@1,080)
こちらはポリエステルメインで、密に織られたギャバジン。「これでコートをつくりたい」とミホ先生推しで
仕入れた布地です。扱いやすさが気にいって頂けたらベージュやネイビーもあるので、そちらで2着目というのもありです。
コットン×無地(カーキベージュ&パープル)×ブロードボンディング(108cm幅@1,680)
こちらはボンディング加工(2枚の布地をぴったりと貼り合わせる)されているので、厚みとハリ、強度があります。
裾がひらっとすると、カーキベージュが裏地のようにのぞきます。
コットン×無地(レッド)×ブロード撥水(150cm幅@1,180/m)
カーキのパンツに合わせるのをイメージして、仕入れたコート地。撥水加工がしてあり、パリッとした風合いも
気に入っています。目の詰まったブロードなので、縫いやすさもあります。
布地は気に入ったけど、つくるのが不安。という方には。。。
あきの縫い方の基礎(水野佳子 著)
写真をつかって詳しく解説してあるので、「はぁ〜、なるほど」と理解をしながら、ゆっくりていねいに進めていけば
大丈夫です。パーツも工程も多いコートをつくるのは、身構えてしまうかもしれませんが、きれいにつくるコツは
「焦らないこと」だと。。。
用尺は作例のステンカラーコートでしたら150cm幅なら2.2m、110cm幅なら2.8mが目安です。
春です。ぜひ、チャレンジしてみてください。