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もしもミシンが使えたら

もしもミシンが使えたら。。。#020 コードレーンのハーフパンツ(完成編)

今シーズンはベージュ3・カーキ1・ブラウン2・ネイビー2の計8選手のローテでまわしてきた、fabちゃん軍。

 

シーズン開幕から好調なスタートを切った、ハーフパンツ陣ではあったが、

 

昨年まで、ローテーションの柱となっていた、ベージュ2選手が「サイズが小さくなる」アクシデントに見舞われ、2軍落ち。

 

現在は新加入のブラックカモフラ選手がその穴を埋める形となっている。

 

ただ、ハーフパンツ陣の平均年齢は高く、7シーズン目を迎えるものさえいる状況に、監督は頭を痛めていた。

 

「このまま、シーズンを乗り切るのはむずかしい。安定したシャツ力には、安定したパンツ力が必要だ!」

 

「コードレーン。。。コードレーンだ。彼に加わってもらおう!」監督のコードレーン選手への期待は高かった。

 

こうして始まった、コードレーンのハーフパンツづくりは最初の難関、「玉縁ポケットづくり」 を迎えるた時、
事件は起こった。「落としミシンが曲がった」のである。コーチからは「問題ないのでは?」との意見もあったが

 

監督は勢い、そのままリッパーでほどいていく。

 

そう、監督は「リッパーの鬼」であった。

 

コードレーン選手の獲得にあたって、監督は燃えていた。前回、「痛恨のミス」であった、ボタンホールもぬかりなく設置し終えて

 

休むことなく、前あきを

 

完成させた。

 

「ソーイングの要諦は、裁断としつけにあり!」が持論の監督。しつけへの執念は凄まじい。

 

さらに、監督は「アイロン台は接着芯を貼り終わったら、仕舞ってよし!あとは馬だけ!」など、金言格言暴言方言多数。

 

そんな監督は一見、問題なくみえる裾の仕上げも、

 

「返し縫いが汚いから」と、すぐにリッパーを取り出し、縫い直すため、

 

このときすでに、作業開始から6時間が経過していた。

 

「明日にしたら?もう、お腹空いたね、帰ろうか」という、コーチの甘言を無視して、作業を続行。

 

コードレーン選手を完成させたのであった。

 

 

 

それでは、ご紹介致します。
コードレーン選手です!

 

さらっと、パリッとした性格で、シーズン後半はローテーションの柱になってくれると確信しています。

 

思い入れはこの特別仕様のタグに現れています。

 

コーチから「ボタン、大きすぎじゃない?」の指摘が入りましたが、「ほんとわかってないねぇ」のひと言で一蹴。

 

前カンは「続けてつけるミホ先生方式」を拒否。3点を1箇所ずつ留めていく方が自分には向いている→やり直すから。

 

入団を記念して、ヌードルカレー(大盛り)を一緒に食べに行きました。

 

以下、ご参考までに。

 

<材料>
コットン×ストライプ(ネイビー)×コードレーン(布地幅116cm@1,080×1.3m=1,404・・・ギリでした)

ポケット袋布)リネン×無地(ホワイト)×薄キャンバス(シリーズNO1)(布地幅135cm@1,480×0.6m=888)

そのほかの材料
ベルト)25mm×1.3m
バックル)1組
ゴム)30mm×1m
ファスナー)16cm
前カン)1組
ボタン)2cm×2個

 

<パターン>
fabちゃんオリジナル(専用)

 

<製作時間>裁断〜縫製 ※fabちゃん実測
やっぱり10時間

 

 

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