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もしもミシンが使えたら

もしもミシンが使えたら。。。#029 ベイカーパンツをつくる(その1・キャンバス編)

fab)「ワークパンツみたいので、ポケットがパッチで、後ろがフラップになっとうみたいなんが欲しい」
ミホ)「あぁ、ベイカーパンツね。。。ポケットも簡単やけん、すぐできるよ、ちょっとラインも細くしたほうがかっこいっちゃない?」

ということで、ストレートパンツをすこし補正して、ベイカーパンツなるものをつくることにしました。

 

「ベイカーパンツ」はパン職人がはいていたところから、そう呼ばれるようになったとか
すこし薄手の布地でつくられ、後ろのポケットにフラップが特徴らしいです。
そうネットでは書いてありましたが、少し調べると、いろんな素材・織りでつくられ
ラインも真っ直ぐなものから、テーパードっぽいもの、切り返しがあったり
ハーフパンツになったものもありました。

外付けポケットで、後ろポケットにフラップがついていれば、デニムでも、チノでも、キャンバスでも
パンツが透けない位の厚みがあればOKだと思います。
「fabくん、君の云うベイカーパンツ。あれはベイカーパンツとは云えないのだよ!」と怒られる気配はありませんでした。

工程はポケットが外付けなので、超ラクちん。
「え〜っと、これが表になるから向こう布がこうなって、出来上がりがこうだから。。。」
見たまんま、縫い付ければOKです。

注意がいるのは、「ストライプのピッチ」。

 

慎重に印付けして(水に浸けると消えるチャコペンで)、縞模様に合わせる。
真っ直ぐなもの同士を揃えるのは、裁断に注意して、ゆっくりめうちをつかって縫い進めれば、まあOKです。

ポイントは後ろポケット。
付け位置は水平ですが、微妙に角度があるので、これを合わせないと最低なバックビューになります。
どうやって合わせるかというと、後ろポケットの付け位置にポケットのパターンを置いて
濃いラインをなぞり、その角度に合わせて裁断する。
文字にすると、「ふーん」ですが、このアイデアを思いついた時には、天才かと思いました。

ビシッーと合うと気持ちいいです。どんな布地でもヨコ地には伸びやすいですので、布地を重ねてヨコに縫うときは
ミシンの送りと一体となって(上の布地をしっかりおさえて)、「ヨシ、ヨシ、ヨシ、ヨシ、ヨシ、ヨシ、ヨシ...」と
縫い進めるとうまくいきます。(伝わりますか?)

 

付け位置が間違ってないか、確認して。。。

 

しっかりしつけして、縫製するだけですから、簡単っちゃ簡単です。

 

ベイカーパンツ、第一弾の「キャンバスのベイカーパンツ」完成!


 

布地のトーンに合わせて、リベットは表裏を逆にして、裏の受け(銀色)を表につかいました。

 

フラップのボタンも、そのトーンにあわせてメタルボタンにしました。

 

以下、ご参考に。
<材料>
コットン&リネン×ストライプ(ネイビー)×キャンバス(布地幅115cm@1,200×2.2m=2,640)

そのほかの材料
ベルト)25mm×1.3m
バックル)1組
ゴム)30mm×1m
ファスナー)16cm
前カン)1組
リベット)2組
ボタン)20mm×2個


<パターン>

fabちゃんオリジナル(専用)※すっきり細目バージョン


<製作時間>
縫製〜完成 ※fabちゃん実測
5時間

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