コーマ糸とは。。。
通常の糸(カード糸)を工程に加え、短繊維の除去と、繊維の平行度を良くするための
コーマという機械を通して精製した、綿の細番手高級糸をいいます。
毛羽がなく、さらりとなめらかな肌触りが特徴です。
ハリとコシが仕立て映えと着心地を左右する。
服地に求められるのは、なんといっても「やわらかさ」ですが
もう少し付け加えるならば、それは「適度なハリとコシがある、しなやかな、やわらかさ」です。
服を着ている状態というのは、平面である布地が、身体の曲面に沿うように変形(成形)されている状態。
この変形した状態から、元の平面の状態に戻ろうとする力(平面を保とうとする力)がハリ(=張力)。
そして、コシは言い換えるならば、「弾力」。いろんな方向から力が加わっても、元の平面に戻ろうとする力です。
布地を折り曲げたときに感じるのがハリ(張力)、布地をぎゅっとつかんだときに感じるのがコシ(弾力)
そんなイメージです。
ハリはシルエットを保ち、平面(布地)から立体(服)へ仕立てたときの見映え(仕立て映え)を
コシは着心地を左右する服地にとって重要な要素なのです。
緻密に織られたコーマ糸の絶妙なハリとコシはパンツに最適。
細番手のコーマ糸をつかった、「コットン×無地×チノクロス_全5色」は
一般的なチノクロスと比べ、やや薄手ですが、ギュッとつまった緻密な織りは
なめらかで、しなやか。
身体に馴染みやすいやわらかさと、パンツに最適なハリ、コシがあります。
もちろん、チノクロスなので丈夫でしっかりしていますが、かるくて、ゴワつかない
やさしい風合いは、特に女性におすすめです。
<一般的なチノクロスの織り地>
<コーマ糸をつかった、コットン×無地(ライトカーキベージュ)×チノクロス_全5色の織り地>
画像はともにタテヨコ8cm。織りの緻密さの違いがわかって頂けると思います。
縫いやすく、扱いやすい、シンプルなデザインでも仕立て映えする布地。
カラーは5色。生地幅150cmのアパレル仕様(でも、お手頃価格1,290yen/m)
色違いでつくられても、デイリーユースにぴったりだと思います。