シャツ地よりもすこし厚いぐらいの綾織り布地を洗いざらしで。
腰から太ももぐらいまでは、ゆったり楽ちんなんだけども
裾にかけて、かるーくテーパードさせて、全体がすっきりとして見える。
ヒールに合わせても、きれいにまとまるシルエット。
これが今回のテーマでした。
イメージを膨らませながら7回の仮縫い&修正を経て
完成したところまではよかったのですが
はて、このパンツなんと呼んだらいいものか。
イージーパンツ?
なんだか言葉の響きがしっくりきません。
完成品を自慢するにも、どこか気後れするところがある呼び名だと思います。
部屋着だからとゆるしてねの怠惰な日常感というか
パジャマのパンツ的な、イチキュッパー感が漂う、この呼び名。
イージーにつけてくれたものだと。
きっと他に、しっくりくる呼び名があるはずと、いろいろ調べましたらヒットです。
「ルーズフィットパンツ(=LOOSE-FIT PANTS)」。
ルーズフィット(=LOOSE-FIT)、「これだー」となりました。
今回は、リネンサージの作例で、ポイントをご紹介していきます。
まず、丈は基本ジャストなので、ロールアップしてはくと、涼しげ。
腰回りから太ももにかけてはゆったり楽ちん。
膝下からはかるくテーパードしています。
布地はやや薄手の綾織り布地(サージ、デニム、チノクロス等)が身体に馴染みやすく、ぴったり。
ミホ先生もご満悦。
基本的には、あきのないゴムパンツなので、難しくありませんが
後ろポケットは全体のすっきりとした雰囲気にあわせて、玉縁ポケットにしています。
ただ、別布をつかわず、簡単にできる玉縁ポケットなので、ぜひチャレンジしてみてください。
(画像は表裏を返した後ろポケットの袋布部分)
製作のまとめです。
<材料>
表布)132072H リネン×無地(プルシアンブルー)×サージ_全17色(@2250×2.1m=4725)
接着芯)sb2-001D接着芯_コットン&ポリエステル(ネイビー)_薄地・普通地用_全5色(@500×0.1m=50)
ゴム)3.5cm 幅ゴム ( ウエストできあがり寸法+2cm)
<パターン>
オリジナルパターン#014_ルーズフィットパンツ_9号(フリーダウンロードできます)
<つくりかたのポイント>
特に難しいところはありません。
<製作時間の目安>
4時間