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作例集FAB

FAB #266 ローンリップルのプルオーバー

ローンなど、薄手の布地は「デリケートで縫いにくい」というイメージをもたれることがあります。実際はミシンの上糸と下糸のバランスを普段より少しシビアに整え、新しい先の尖った針をつかって、ゆっくり縫うことでそれは杞憂に終わるのですが、イメージだけで薄手の布地を敬遠するのはもったいない。

リップル加工(波状のシワや凹凸加工)が施されることで、ほどよくハリとコシが出るので、「薄手=縫いにくい」のイメージは払拭されると思います。

ほどよいハリコシはシルエットを保ち、リップル加工の凹凸は肌にベタつきにくく、通気性もあるので、暑い季節にも快適。

細糸のマットなツヤ&リップルの凹凸は、色味に奥行きを与え、ワッシャー加工は着用によるシワが目立ちにくいのもポイント。

リップル加工やワッシャー加工など表面変化のある布地は、布地自体にデザイン性があるので、製作するアイテムはミニマムでシンプルなデザインほど、仕立て映えします。

パーツが少なく、初心者向けとされるデザインほど、この布地との適性が高いデザインということもできると思います。

みなさまのレパートリーがひろがることを祈って。

以下、製作のまとめです。

<材料>
コットン×無地(グリーン)×ローンリップル・ワッシャー_全8色(@1,100×1.3m=1,430)
接着芯ポリエステル&コットン(ホワイト)薄地・普通地用_全2色(@660×0.2m=132)
11.5mmのボタン 1個

<パターン>
fab-fabricオリジナル・未発売

コットン×無地×ローンリップル・ワッシャー_全8色

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