今回は「かんたんに作れる、一年中のはおりもの 」(月居良子 著・文化出版局)の「ドレープ・ジャケット」をつくります。
(左写真のドレープジャケットです)
出来上がりはこんな感じです。
身頃の後ろ中心で縫い合わせるとこうなります。間延びしないというか、シャープな印象です。
袖口の裁ち端。止めミシン(普通に直線ミシンをかける)は、ほつれを止めるの&補強になります。
ふわっと、くたっと。。。
材料は「アクリル&ウール×ドット&ボーダー(オリーブ)×Wニット」をつかいました。
ドットとボーダーの2枚のニット地がジャガード織りのドットで編み合わされていて、その隙間に空気が入って
ふわっとした手触りのWニットです。
本の中では布幅182cmの「超広幅」のスウェットがつかわれていますが、そこまで広幅はあまり数が多くないので
今回は152cmの一般的な幅のニット地でのつくりかたをご紹介します。
といっても、後ろ中心で「わ」にとる身頃を、左右別々にとって縫い合わせるだけ。
裁ち方図はこんな感じです。
工程は全部で5つ。
<準備>裁断
裁断の手順は。。。
→まず左右どちらかの身頃を1枚裁つ
→もう片方分を重ねる(柄合わせする→後ろ中心から合わせるのがポイント=今回の布はボーダー柄とドットの重なりで合わせました)
→もう片方分を裁ったら、重ねたまま「袖ぐり」のパターンを重ねて縫い代を「切りじつけ」&袖ぐり部分を切り抜く
。。。今回の山場はこの裁断。あとは簡単です。
<工程1>身頃の後ろ中心を縫い合わせる
直線ミシン→ジグザグミシン→縫い代を左側に倒して2枚一緒にミシン
<工程2>身頃の周囲に止めミシンをかける
身頃の裁ち端の始末は止めミシンを2重にかけるだけです(端から5mmと1cm)
<工程3>袖口に止めミシンをかける
身頃同様、袖口の裁ち端の始末は止めミシンを2重にかけるだけです(端から5mmと1cm)
<工程4>袖下を縫いあわせる
直線ミシン→ジグザグミシン→縫い代は後ろ側に倒す
<工程5>袖をつける
直線ミシン→ジグザグミシン→縫い代は袖側に倒す
<材料・用尺>
アクリル&ウール×ドット&ボーダー(オリーブ)×Wニット(布幅152cm) @1,950×2.3m=¥4,485.-
※テキストに示してある用尺は布幅182cmで1.8mとなっています。
<パターン>
「かんたんに作れる、一年中のはおりもの」 (月居良子 著・文化出版局) ¥1,260.-
<製作時間の目安>裁断〜完成まで
3時間
もちろんfab-Tube動画もあります。
そのほかの布地では、あたたかく軽い「W圧縮ウールのニット」でつくってみてもいいと思います。
とくにこちらの2点はウールのチクチクがなく、なめらかで上質なものです。
ウール×無地(チャコールグレー)×W圧縮ニット (2,800yen/m)
ウール×無地(グレー)×W圧縮ニット (2,800yen/m)
用尺はどちらも2.3mでつくれます。