「時はきた。それだけだ。。。」
あるプロレスラーは決戦を前にしたインタビューでこう意気込みを語った。
今、僕にもその「時」がやってきた。
昨年シャツが完成したら、つくりたいと思っていた「クラフツマンエプロン」。
いよいよ、その製作に着手するのだ。
まずは、型紙をつくる。
「もう、直裁ちでいいんじゃない?」と、ミホ先生。。。
「もう?」「馬鹿云うんじゃない!」
男はそう吐き捨て、ハトロン紙をひろげた。
もちろん、シャープペンシルなど脆弱なものはつかわない。
鉛筆で、男らしい直線を引きたいからだ。
そして、クラフツマンはエプロンの消耗が早い。
それを見越して、次なる1着のために型紙を製作するのである。
男は臆病なところがある。ごり、ごりっりっり。。。と縫い代の印つけ。