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作例集FAB

FAB #031 ビエラのショールカラードレスをつくってみました

今日は「シンプルシック-自分が似合うバランスで着る」(大川友美著・文化出版局)から

こちらの「ショールカラードレス」をつくってみました。

布地は「コットン×無地(ブラック)×ビエラ」をつかいました。

「もう、春なのに。。。」という誹りは甘んじて受けます。
ただ、ちょっと待ってください。
この色味、絶妙に「抜けて」いるんです。
さらに、付け足すと風合いが「突き抜けて、ふんわり」なんです。

風合いは間違いないと思いましたが
ブラック・カーキグリーン・パープルの3色あって、正直迷いました。
ミホ先生はパープルが好きなんで、「やっぱりパープルかなぁ」となにげに推してきましたが
「そこはあえて、ブラックでしょう」と推し返しました。

僕だって考えなく、ブラックは推しません。
明るめの「カーキ」なら、間違いなくハマるデザイン。
1年前の僕なら「カーキでしょう」と言っていたはずです。

では、なぜ「ブラック」なのか?
僕は「襟もとのボタン」のことを考えました。
「カーキ」をつかった場合、濃い同系色をチョイスするのでしょうが
表地はあえて「ブラック」にして、白やグレーのボタンを使うと
「かわいんじゃない?」というアイデアが過ぎったのであります。

本ではボタンは表地と同じループ布をつけるようになっていますが
カーキベージュのループ糸をつかって、華奢な雰囲気のアクセントにしました。
さらに、ウエストにはひもをつけてボタンと同じループ糸でとめるようにアレンジしました。

こういった攻防を繰り返して完成した作例はこちらです。




製作のまとめです。

<材料>
コットン×無地(ブラック)×ビエラ」(@1,080×2.5m=2,700yen)
※本の用尺は110cm×3.3mになっていますが、こちらの布地は広幅(145cm)なので、2.5mでOKです。

そのほかの材料
・接着芯(60cm×25cm)
・ボタン11.5mm×4個

<パターン>
シンプルシック-自分が似合うバランスで着る」(大川友美著・文化出版局)

<つくりかたのポイント>
・ラグランスリーブなので、袖付けが簡単です。
・衿を別布にすると雰囲気が変わります。
・身幅にたっぷりゆとりがあるデザインです。ダブルガーゼやローンなどのやわらかく、ハリの少ない布地が向いています。

<製作時間>裁断〜完成まで
5時間

 

 

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