わかっていたことではありますが、パキンパキンに寒かったです。
たまーに、晴れ間がのぞいても、滞在中は基本曇天でした。
到着早々、巨大なネズミに襲われそうになったりしましたが、間一髪。ミホ先生を守り抜き
お目当ての地、マンハッタンのほぼ中央、アパレル関連のお店(布地や資材)が集まるガーメント・ディストリクトへ。
小売はダンス用の衣装地やパーティー用のドレス地のお店が多く(注文服用の材料は幅広く奥行きある品揃え)
逆に、自身で着る服をじぶんでつくる、DIYに向いた布地は少なめ(ソーイング教室はあるのに)
デザイン画片手にサンプルを製作するための、スワッチ(サンプル)を探しているプロの人が目立ちました。
(写真は帽子と服の試作サンプルを大量に並べているお店)
卸売りをしているお店で、「おっ!これなら、交渉次第でいけるかも?」というものを見つけては
商談アタックしましたが、注文ロットの大きさ、輸送費、関税もろもろを考えると
「これなら日本で仕入れた方がいいじゃーん!」と、交渉決裂をくりかえしました。
ふだん日本で仕入れている布地の品質のものだと、小売価格は日本の1.5倍以上。
あらためて、手頃に多種多様の布地が手に入る日本はホームソーイング天国だと実感。大変勉強になりました。
ただ、ささくれだった心は名画で癒され
くたくたになりながらも、メイドさんのスマイルマークに、明日のhave a great day!を誓うのでした。
ならばとのぞんだ、ブルックリンでは、行き交う人々のスタイリングにキュンキュン♥
お店もいろいろまわりましたが、コーヒーを飲みながら、眺めているだけでも、とっても面白かったです。
(僕はパンツ丈とロールアップ、靴下と靴の組みあわせを集中的に研究しました)
映画?ドラマ?の撮影をやってましたが、警備のおにいさんまでスタイリッシュで
街自体は静かなんだけれども、ムクムクとした新陳代謝を感じました。
土曜日は12時オープンのお店が多く、時間を持て余して公園に。1cmくらいの自由の女神が見えました。
「落ちたら、拾うから大丈夫!心配いらないよ」とのこと。
若者がキャッキャ、キャッキャと、元気がいい。
初日にカフェで隣になったおじさんが、「ニューヨークに来たんなら、自然史博物館は見逃すなよ」と云っていたので、
教えの通り、行ってみましたが、偽りなし。ネイティブアメリカンの展示もかっちょよかったです。
最終日、セントラルパーク越しに摩天楼を見やるミホ先生を、さらに見やるバックビューで。
なんと、帰りはスコーンと晴れでした。
新春早々、長期にわたる臨時の休業を頂き、ありがとうございました。
おかげさまで、アイデアの種をいろいろと見つけることができました。
また、商品のお届けをお待たせするにも関わらず、ご注文を賜りました皆様には、重ねて感謝申し上げます。