「ミシン君、ここ、いけるかい?」
「いや、ちょっと、正直きびしいです」
「よし、じゃあ、ここは手回ししようか」
「それなら、大丈夫かもしれません。がんばりますので、よろしくお願いします」
デニムなど厚手の布地については、「家庭用ミシンで縫えますか?」というお問い合わせを頂きますが
2枚を合わせて縫うのは、ある程度のミシンであれば、大丈夫だと思います。
が、問題は3枚、4枚と重なった部分。
職業用ミシンを含め、家庭用のミシンはパワーはもちろん、押さえの力に限界があるので
そんな難所にさしかかったときには、ミシン君を助けてあげてください。
あとは、しつけをしっかりして(cloverさんの仮止めクリップが便利です)、ゆっくり縫えば大丈夫です。
いつものワークパンツで裁断をしていましたが、ドーナツボタンとリベットが届いたら
「やっぱジーンズつくろう!」って、なりまして。。。
予定を変更、前ポケットをサイドポケットに、後ろパンツに切り返しパーツを追加。
ラインはワークパンツのまま、ジーンズをつくりました。
ボタンとリベットは、アンティークとシルバーで、デニムのトーンに合わせました。
付け位置に裏からピンを挿して
ピンにボタンを挿して、ドーナツ穴部分にこの工具を差してハンマーでコンコン。
取り付け完了。
ボタンホールはコンピュータミシンでやっていましたが、「厚いけん、手でやった方がいいよ」とミホ先生。
気合いでかがりました。
では、まず1本目。コットン×無地(インディゴブルー)×デニム(13oz)
ハリコシ程よく、打ち込み軽めで、馴染みやすいデニムです。
マットシルバーのボタンとよく合う色味。
ポケットはストライプのサージにしてみました。
2本目はコットン×無地(インディゴ)×デニムストレッチ(13.5oz)。
打ち込みバッチリ。パリッとしたハリが心地よいデニムです。
気合いでかがった、ボタンホール。
ミホ先生からは「芯が出てきとうよ、粗くない?」と突っ込まれましたが、味があるのでOKです。
ちなみに、靴はshoe lab noppo(シューラボ・ノッポ)さんで、つくってもらったポストマンシューズです。
幅広&甲高で、ふつうの革靴は羽根の間がひろがってしまい、かっこ悪かったのですが
なんてったってオーダーですから、この通りバッチリ。ジャストフィットで疲れません。
※レディースもオーダーできますし、靴づくり教室もあります。
以下、製作のまとめ。
その1)コットン×無地(インディゴブルー)×デニム(13oz)のジーンズ
<材料>
表地)コットン×無地(インディゴブルー)×デニム(13oz)(@1,510×2.3m=3,473)
ポケット袋布)コットン×ストライプ(キナリ&ネイビー)×サージ(@1,080×0.3m=324)
接着芯)接着芯_コットン&ポリエステル(ネイビー)_薄地・普通地用_全5色(@500×1.1m=550)
その2)コットン×無地(インディゴ)×デニムストレッチ(13.5oz)のジーンズ
<材料>
表地)コットン×無地(インディゴ)×デニムストレッチ(13.5oz)(@1,510×2.3m=3,473)
ポケット袋布)コットン×ストライプ(キナリ&ネイビー)×サージ(@1,080×0.3m=324)
接着芯)接着芯_コットン&ポリエステル(ネイビー)_薄地・普通地用_全5色(@500×1.1m=550)