リネンの売り文句の定番に「使い込むほどにやわらかく。。。」というのがあります。
しかし、リネン100%はピン〜キリで、価格と品質がぴったり連動するので
「これは!」というものはやはり、いいお値段がしますし
「あちゃちゃちゃ〜↓」というものは、激安超特価!です。
「これは!」と「あちゃちゃちゃ〜↓」の違いは何かというと
「経年優化するかどうか」です。
経年劣化(=年月が経つうちに製品の品質・性能が低下すること)の反対、まさに「使い込むほどに風合いが増すかどうか」です。
先週、スクールの生徒さんから、僕の着ているシャツを褒められました。
アイリッシュリネンの黒のシンプルなシャツです。(とにかく、いいリネンでつくって!とお願いしたので、いいお値段でしたが)
まだ、ミホ先生と結婚する前につくってもらった1着なので、ずいぶん着倒していますが
まさしく、風合いが増して、経年優化しつづけています。
リネン100%の場合は、ハリとコシがありつつ、やわらかさが増すかどうかがポイントになりますが
「あちゃちゃちゃ〜↓」は得てして、ハリとコシは残っても、一緒にガサガサ・チクチクが残ります。
まだまだ、使い込みが足りないのかな?とガシガシ使っても残念ながら風合いは変わりません。
「えっ?じゃあ結局やわらかくなるのは、いいお値段のリネンだけってこと?」と思われそうですが
この「使い込むほどにやわらかく」という特性は、実はリネン100%だけにあてはまることではなく
コットン、リネンなど天然素材の繊維一般に共通するものです。
もちろん、素材の品質によるところが大きいのですが、風合いが増す、やわらかく、ということであれば
良質なコットンハーフ(50%前後)の方が、ぐっとやわらかさが増していきます。
このリネン&コットンはリネン100%に比べ、お値段はお手頃ですが
良質なリネン100%に負けず劣らずで、使い込むほどに「やわらかく」なっていきます。
リネン100%はプライス=品質なので、やわらかくなるかな?だけ考えればいいのですが
リネン&コットンは素材各々の品質とバランスを見極める必要があるので
よーく、よーく考えて仕入れます。
ただ、今回追加しました、「リネン&コットン×無地×ヘリンボーン_全5色」は触った瞬間に
「あっ、いい、ハイ、決まり!」となった風合い。
最初リネン100%だと思って。。。
春夏でリネンの織りの変わったものを探していたこともあり
飛びついたのですが。。。
よーく、素材を見るとリネン60%、コットン40%。
リネンのなめらかさと光沢がありながら、やわらかさをコットンがうまくカバーしていて
おまけにW幅140cm。
ほどよい厚さとハリ、やわらかさがあり、シャツ、ワンピース、スカートまで
飽きのこない、シンプルでスタンダードなデザインで、ながく楽しんで頂きたいアイテム。
使うほどに身体になじむのがイメージできて、勢い全色仕入れました。
オンラインストアでじっくりご覧ください。