専門店にはこれでもか、というほど布地が並んでいます。
何かをつくる「材料」ということ以外は、
どの布地が「自分でつくることができるもの」なのか。
どの布地が「何をつくるのに向いているもの」なのか。
「はじめてのひと」(僕を含めて)には、まさにひみつの暗号です。
この暗号は「わかるひと」がわかればいいようにできているので、
「わかるひと」になるまではわからないようにできています。
なかなか意地悪なものです。
そして「布地って、こんなもの」を説明しようとすると、とたんにアカデミックになってしまいます。
僕もいろいろな本で勉強してみましたが、知識としてはお伝えできても、とても全部読んでもらえるとは思いません。
今回は「むずかしいことは少しだけで、早くソーイングを楽しめるように」布地のことを書きとめます。
布地は素材や織りで分類するのが一般的ですが、「縫いやすさ」で絞り込めれば
失敗のリスクは下がります。
布地には「縫いやすい布地」と「縫いにくい布地」があるのです。(専門店ではそんなことを書いていません)
縫いやすい布地は「厚さもやわらかさも、中くらい」のものです。
具体的に「中くらい」をイメージしやすいのはYシャツの厚さ・やわらかさ。
適度に厚みがあって、適度にやわらかさとハリがある。
(オンラインストアで販売している布地は5段階で表示していますので3が「中」になります)
逆に、「厚みがあるもの・薄いもの・やわらかいもの・かたいもの」はコツが必要なので
はじめてには不向きです。少し自信がついてからでも遅くありません。
途中で挫折するのは、布地をつくったひともとお金を支払ったひとも不幸です。
さらに、縫いやすさ(つくりやすさ)のポイントは3つあります。
1つめは「布地の表面に変化・表情が少ない」こと。(凸凹がない方が縫いやすい)
2つめは「無地もしくは柄合わせが不要な布地」。(服の柄合わせは何着かつくってからでも遅くない)
3つめは「ファスナー(あき)、ポケット、襟など、パーツとデザインが少ないパターン」を使うこと。(シンプルなデザイン)
fab-fabricで扱うものでは「リネン×無地(全11色)×薄キャンバス」が「縫いやすい(つくりやすい)布地」になります。
そして、オリジナルのパターンのなかでは「フレンチブラウス」がおすすめです。
「オーバーチュニック」もシンプルなわりに、できた!という達成感も味わえます。
いずれのパターンも縫い代付きなので、裁断してそのまま使えます。(自慢)
また、いきなり服は。。。という方には、18日(土)のワークショップでつくります「リネンのエプロン」も
おすすめです。(現在、1名空きがあります!)(告知)
今回はずいぶんと長くなってしまいましたが、想いあってのことと、お許しください。(最後までお目通し頂きありがとうございます)
次回は「ミシンと道具」について、できるだけ簡潔にいきます(笑)