きょうの作例はコーディネートから考えてみました。
と云っても、目指したのは「なんでもない、シンプルなデザインでも仕立て映えする白いシャツ」。
ふんわりと、光沢のあるビビットなサテンのスカートとあわせてみると。。。
やっぱり、はまりました。元気なんだけど、元気すぎない、落ち着きのある雰囲気。
シーチング地の間をストライプのシャーリングピンタックでつなぎ合わせてあって、ヨコ伸びするユニークな布地。
(袖口を伸ばしてみたところ=つなぎ合わさった部分が伸びています=伸縮率は約1.2倍)
なんでもない、シンプルなデザインは、その素材と織りの良さがポイントになります。
特に「白」は、それが顕著に伝わってくるような気がします。
白のイメージとしては「清潔感・清楚な雰囲気」なわけですが、コーディネートによっては
妙な甘さが出てくるのがむずかしいところ。。。(お嬢様的な。。。いい言葉が見つからない)
今回は少しやんちゃな色(=ビビットなど)と組みあわせてみると、いい具合に中和されて、白の良さだけが引き立ちますよ!というご提案でした。
では、製作のまとめです。
●ボートネックのプルオーバーシャツ
<材料>
コットン×ストライプ(オフホワイト)×シーチングピンタック(布地幅96cm@1,180×1.7m=2,006)
そのほかの材料
(見返し)リネン×無地(ホワイト)×薄キャンバス(シリーズNO1)@1480×0.2m
(接着芯)綿ポリ芯(ホワイト)@500×0.3m
<パターン>
fab-fabricオリジナル(未発売)
※出来上がりサイズ着丈=48cm、袖丈=35cm
<つくりかたのポイント>
・ボリュームのある布地なので、見返しは別布(リネンホワイト)をつかいました
・裾と袖口は布地のふっくら感を残すため、手まつりで仕上げました
・見返し全面に接着芯を貼り、表地の衿ぐりの出来上がりラインにもストレッチ伸び止めテープ(接着芯をバイアスにテープ状にカットしたもの)を貼りました。伸びを防ぎ、くっきりとしたラインになります。
<製作時間>裁断〜完成
5時間
●ギャザースカート
<材料>
コットン×無地(イエロー)×サテン(布地幅110cm@850×1.3=1,105)
<つくりかたのポイント>
・同じ長さの布地を幅いっぱいに使って、筒縫いにするだけのスカートです
・ウエストと裾は巻きロックでかるい仕上がりに
・ウエスト部分はゴムシャーリングでギュッと縮めて、細かいギャザーをよせました
・裏地はつけずペチコートとあわせてはいてください
<製作時間>裁断〜完成
3時間