玉ねぎは「辛み成分を残すのか抜くのか」によって、切り方が変わります。
辛みを残すのであれば細胞を絶ち切らないように繊維に沿って切りますが(縦切り)、
繊維を断つように切ると(横切り)、辛み成分は抜けて甘味だけが残ります。
では、スカラップ刺繍はどうでしょう。
スカラップ刺繍は裾につかう「横使い」が定番ですが、すこし「甘くなりすぎる」ところがあります。
それならばと、スカラップを「縦使い」して、巻きスカートにしてみるのはどうでしょう。というのfabちゃんのご提案です。
刺繍の甘さはそのままに、スカラップをタテに使うことによって、シャープさがプラスされ、うまく甘さが中和されます。
また、シワ加工されたボイル地も「刺繍の甘さ」をおさえてくれますが
刺繍の華やかさはありながら、縦使いにすることでぐっと「甘さ」は控えめになります。
前と同じように、後ろ正面にスカラップ刺繍が配置されるようになります。
「えっ、風が吹いたら、スカートが開くのでは?」という淑女のみなさんもご安心ください。
では、つくりかた。
1.脇と裾を仕上げる
2.スカートを仕上げる
<材料> スカート丈=67cm ウエスト=64cmの場合
コットン×フラワー(ライトグレー)×ボイル刺繍_全4色(100cm幅@3,200×1.5m=4,800)
ウエストベルト)コットン&リネン×無地(キャロットオレンジ)×ヘリンボーン_全2色(112cm幅@850×0.2m=170)
そのほかの材料
ゴム(1.5cm幅×66cm)
<つくりかたのポイント>
・スカラップ刺繍は縦使いすることで、シャープにまとまります
・布地幅いっぱいににムダなくつかってください
・今回使用した布地は透けがあります。ペチコートをはいてお召しください
<製作時間>裁断〜完成
2時間