オリジナルパターン#015ロングシャツワンピースのつくりかたを全6回にわたって解説します。
今回はその3、「縫製手順4) 剣ボロあきをつくる」を解説します。
その1 |
0) 裁断 |
その2 | 2) 前端を仕上げる 3) 衿をつくり、つける |
その3 | 4) 剣ボロあきをつくる |
その4 | 5) 袖をつける 6) 袖下から脇を縫う |
その5 | 7) カフスをつくり、つける 8) 裾を仕上げる |
その6 | 9) ベルト通しをつくり、つける 10) ベルトをつくる 11) ボタンホールをつくり、ボタンをつける |
全体の縫製手順は以下の通り。
縫製手順4) 剣ボロあきをつくる
1.剣ボロに0.9cmの切り込みを入れる。 剣ボロと下ボロはアイロンで出来上がりに折る。
剣ボロあきについては、パーツ別に布地の色を変えたもので解説します。
下ボロ(赤)、剣ボロ(青)です。
下ボロを画像のようにアイロンで出来上がりに折ります。
次に、剣ボロ画像の箇所に0.9cmの切り込みを入れます。
剣ボロを画像のようにアイロンで出来上がりに折ります。
これでステップ1は完了です。
2.袖裏の剣ボロ出来上がり線と、剣ボロと下ボロを縫い合わせる。袖口から縫い合わせ0.1cm手前まで切り込みを入れる。
それでは、ステップ2。まずは袖の裏面を上に向けて置きます。
そこに剣ボロと下ボロを出来上がり線に合わせて置いて
しつけします。
袖、剣ボロ、下ボロを出来上がり線で縫い合わせます。
袖口から縫い合わせ0.1cmまで切り込みを入れます。
剣ボロ、下ボロはアイロンで整えておきます。
これでステップ2完了です。
3.袖表に返し、下ボロは縫い目にかぶせて 0.1cmのステッチをかける。
袖を表において
下ボロを表に出し、出来上がりに整えます。
剣ボロも表に出して、出来上がりの位置に合うか、確認しておきます。
つぎに、下ボロ出来上がりに整えてしつけします。(裏から縫い合わせした線にちょうど重なるようにします)
端から0.1cmのステッチをかけます。
これは裏から見たところ。
4.剣ボロは出来上がり線にかぶせ下ボロを重ねて端から0.1cmのところをステッチでとめる。
タックとたたみ、縫い代内を縫って仮止めをする。
剣ボロを出来上がりに合わせ、しつけします。
剣ボロの端から3.8cmのところと
そこから0.5cmのところにチャコペンでラインを入れておきます。
剣ボロの端から0.1cmのところにステッチをかけます。
角は目打ちをつかって丁寧に。
裏から見たところ。下ボロと剣ボロの端際にステッチがかかっていたら、成功です。
(脱線したら、根気強く、縫い直しましょう)
次に、タックをたたみます。まずはタック1本目。
ピンで留めます。
さらに、2本目も
ピンで留めます。
袖の端から0.5cmで仮止めします。
剣ボロあきが完成しました。
ここまで、できたら、もう難しいところはありません。