「サーキュラースカートは布地選びがポイント」です。
つくるのはむずかしくはありません。
「ほどよくハリのある布地」をつかって
ウエストから裾にかけてきれいな「フレア」を出すのが
かわいく仕上げるポイント。
それで「おしゃまさんのサーキュラースカート」に適した布地をご紹介しておりました。
ただ、ご紹介していた布地では大人の方の「サーキュラースカート」はつくれません。
大人のサーキュラースカートですから、丈は60cmは欲しい。
でも、そうなると、布地幅は150cmは必要になりますから、ご紹介していた布地ではつくれないと。。。
こう、おっしゃる方もいるかもしれません。
「fabちゃん、何を悩んでいるの?半円に分けて裁断して、縫い合わせるしかないじゃない!」
そうなんです。
そうするしか、ないんです。
でも、その方法だと、ムダな布地が沢山出てしまいます。
仮に110cm幅でスカート丈60cmのものをつくろうとすると
少し差し込み気味に、裁断してもその用尺は最低でも2.5mは必要になります。
布屋さんとしては、布地はたくさん使ってもらう方がいいのですが(笑)
ムダが沢山出るようだと、どうにも気がひけます。
fabちゃんとしては、「これでつくっとかんですか?」という布地をおすすめしたい。
それがこちらのコットン&リネン×ストライプ(ネイビー)×ブロードです。
このやや太めの糸で密に織られたブロードは、やや厚みがあって1枚でも透けにくく
パリッとしたハリもあって、きれいなフレアが出ます。
さらに、ストライプの織りの立体感とリネンのネップは表情と趣があり
まさに「大人のサーキュラースカート」にぴったり。
「これでつくっとかんですか?」とおすすめしたい布地です。
「足が細く見える丈がちょうど、これくらいっちゃんね〜」だそうです。
製作のまとめです。
<材料>
コットン&リネン×ストライプ(ネイビー)×ブロード(150cm幅@1,380×1.5m=2,070)
(ベルト・ひも)コットン×無地(インディゴ)×ギャバジン(108cm幅@850×0.2m=170)
そのほかの材料
ゴム1.5cm幅×66cm(ウエスト64cm+縫い代2cm)
※インディゴのギャバジンは水につけると、色がかなり出ます。
水に30分くらいつけた後、洗い流して、水をかえて30分。。。を
3回繰り返したところで、色が止まりました。ご注意を!
<つくりかたのポイント>
つくりかたはおしゃまさんのサーキュラースカートと同じです
作例はスカート丈=60cm ヒップ=90cm(ヌード寸)
布地幅いっぱいにつかいました。
スカートの裾が約4.7mあります。
ゆっくりていねいに仕上げましょう!
<製作時間>裁断〜縫製
3時間