オリジナルパターン#017ヨーク切替フレアスカートのつくりかた。
今回は、「縫製手順2)コンシールファスナーをつける」を解説します。
準備編 |
生地を裁断し、接着芯を貼る |
縫製手順1 |
スカートとヨークを縫い合わせる |
縫製手順2 | コンシールファスナーをつける |
縫製手順3 | 裏スカートと裏ヨークを縫い合わせる |
縫製手順4 | 表スカートと裏スカートを 縫い合わせる(ファスナー部分) |
縫製手順5 |
表スカートと裏スカートを縫い合わせる(ウエスト部分) |
縫製手順6 | 裾を仕上げる |
全体の縫製手順は以下の通り。
縫製手順2) コンシールファスナーをつける
1.ファスナーの務歯をアイロンで起こす。
縫い目とファスナーの中心を重ね合わせ、縫い代とファスナーのみをしつけでとめる。
コンシールファスナー押え金に通しやすいように、ファスナーの務歯をアイロンの先をつかって、起こしていきます。
脇の縫い目とファスナーの中心を合わせて縫い代とファスナーをしつけします。
※ピンで固定し、片方ずつ、しつけするとズレにくいです。
片側をピンで固定したら、縫い代とファスナーをしつけ糸でしつけします。
(厚紙を縫い代の下に入れておくと、表地をすくわず、スムーズです)
片側のしつけが終わったら、ピンをはずし、もう片方を同様にしつけします。
2.粗ミシンをほどいて、スライダーをあき止り下の止め金まで下ろす。コンシールファスナー押え金であき止りまで縫う。
粗ミシンをリッパーであき止まりまで、ほどきます。
ファスナーのスライダーをあき止まり下の止め金までおろします。
コンシールファスナー押え金に替え、
押えの溝に務歯をはめ込み、返し縫いをして、務歯の際を縫います。
務歯を指で起こしながら、縫い進めます。
あき止まり付近はファスナーがまっすぐになるように、注意してください。
もう一方も同様に縫います。
3.スライダーをあき止りから引き上げる。
あき止りに止め金を移動してペンチでとめる。
まず、引き手を裏側に出します。
スライダーを引き上げます。
止め金を固定するために、スライダーをあき止まりまで、引き下げます。
縫い止まりに負荷ががかからないように、あき止まりから上に若干引き上げ、
止め金をペンチで固定します。
しつけ糸をとります。
コンシールファスナー付けができました。
次週、「縫製手順3)裏スカートと裏ヨークを縫い合わせる」に続きます。