「つかっていくうちに、くったりしてきます」というのは、リネンを説明するときの常套句になっています。
程度の差はあれ、くったりしていくのがリネン、という言い方もできますが
その「程度の差」が価値であり、大切なところだと思います。
素材はフランス産のリネン。日本国内で織られた先染めキャンバス。
取り扱いをはじめたときのブログでも書いていましたが
今思い返しても、それだけでは「いいですねぇ」で終わっていたかもしれません。
ただ、さわってびっくりしたんです。「やわらかいッ」「なにこれ?」と。
聞けば、ワッシャー(洗い)の段階で、「洗いざらしのふんわり、やわらか」になるように加工がされているとのこと。
それも、ただのワッシャー加工ではなく、独自の技術でもって、このふんわり、やわらかい風合いを実現したと。
あきらかに、その「程度の差(=くったりに、びっくり)」を感じる風合いです。
実際、スタジオに来られるお客様にさわって頂くと
僕と同じように「あっ!やわらかい」と、びっくりしてもらえるので、とてもうれしくなります。
悩みどころはカラーバリエーションでした。
どうにも揃えたかったものの、第一弾は僕らの大好きなグレートーン6色に絞りました。
好評なのがうれしくて、4色を追加した第二弾。
白と黒のリクエストを多く頂いて、全12色になりました。
リネンのチクチクが苦手という方もいらっしゃいますが
このくったりには、びっくりして頂けると思います。