fab-fabric sewing studio

update

その他

BOOK #014&015 「I Love Tops」(高田祐子著)&「フォーマル&リトルブラックドレス」(月居良子著)に感じる「今の気分」

きょうは「今の気分」を感じる2冊をご紹介致します。
さっきオンラインストアに商品登録をしながら、「あっ、これ、共通点は“今の気分”だ」と思ったのであります。
別にテーマを設けて、チョイスしたわけではないので、自分で「ほぅ、なるほど」となりました。

出版された本はひと通り、購入してみて、掲載されているデザインやパターンをチェックしてみて
取り扱いを決めています。実際、買ってはみたもののというものもあり、取り扱うべきか否かについて
ミホ先生と一緒に考えています。

本については台帳みたいなものは特にないので、内容をみながら僕がノートに紹介文をしたため
これでOK、となってオンラインストアに登録します。
あーでもない、こーでもないと、エッセンスを書き抜いて
「なんか全然違うテーマなのに似てるなぁ」とムズムズしていましたが
登録しながら、そのムズムズはおさまりました。
やっぱり本は時代を、今の気分をうつしているんだなぁと感心しました。
それは言葉にすると、「すこしだけ」になるのではないかと思います。

数年前に流行った、断捨離のような、「ミニマム(=最小限)、すっきり」という極端なものではなく
「もうすこし、すっきり整理できると、いいのにな」的な、現実的なバランス感覚。
この「すこしだけ」の感覚が、「今の気分」ではないのかなぁと思います。

 

「フォーマル&リトルブラックドレス」(月居良子 著・文化出版局)のテーマは「自分らしいフォーマルドレス」。

「リトルブラックドレス」というと、いわゆる冠婚葬祭のフォーマルなドレスのイメージがあって、着る頻度のわりに高価なものです。
「喪」の場面ではそういった1着も必要ですが、昨今ではレストランウエディングなども多いので
そんな時にはすこしだけ上質な素材をつかった、「気後れしない程度にフォーマルな1着」の方が
雰囲気にマッチします。

フォーマルすぎない、カジュアルすぎない、シンプルなドレスは「すこしだけ」ハレの日にぴったりです。
ソーイングスクールでも、ソーイングを初めて数着目という方が、リトルブラックドレスに挑戦されています。
素材は定番のシルクもありますが、どなたにでもおすすめできるものではないので
「縫いやすい&上質な布地」をテーマに特集を企画してみようと思っています。

 

「I Love Tops」(高田祐子著・文化出版局)はタイトルの通り、「いま着たいトップスタイル」がギュッとつまった1冊。

ブラウスやカットソーなど、トップスは全体のコーディネートを左右するメインのアイテム。今のトレンドをバランスよく
取り入れながら、いろいろなシルエットで構成されています。特にカットソーは「今」の雰囲気があるものが充実しているので
「何かつくろうと買っておいた布地」もこれをつくるためにストックしていたのか!となるかもしれません。

fabちゃんのご提案するスタイルはスタンダード、シンプルなものが多いので、コーディネートでうまく組みあわせて
着て頂ければと思います。コーディネートや色の組み合わせも、「なるほど」と参考になります。

 

以上、簡単ではございましたが、「すこしだけ」ご紹介させて頂きました。チャンチャン♪

最近の投稿