「ウール100は染まるよ」
ミホ先生がそんな魅力的なことを云うもんで、染めてみることにしました。
準備品はこちら。
・染料
・食塩
・洗濯洗剤
・温度計
・ステンレス鍋
・たらい
・ビニール手袋
・カセットコンロ
最初はてっきり、染料+水でつくった「染め液」的なものに浸けて、ながく浸けると濃く染まる。
そんなイメージで、「染料とたらいだけ」amazonで買ってみたら、説明書には「40度以上で30分」なんてことが書いてある。
さらに、「ステンレスは染まらないから、いいよー」って云うもんで、8.5L入る、でかいステンレス鍋をあわてて購入しました。
今回用意した染料は「デニムブルー」と「パープル」。初めてなのに、「成功を信じて疑わない」お徳用サイズ。
染め液の温度を管理するための温度計はクッキング用。通常は「お肉の中に火は通ったかな」につかうもの。ちなみに僕の手のひらの温度は32.5度でした。
まずは鍋に水を3L用意。そこに染料30mlを投入(Tシャツ1枚分=125gの分量でチャレンジ)
続いて、食塩(60g)を投入。これは染めの触媒=反応促進剤の役割をするらしいです。
主役のウールWガーゼをカットします。
「染色する布は前もって洗い、濡れたまま軽く絞って用意しておく」の説明書通りにいきます。
このWガーゼは水を吸いやすいです。押し洗いの要領で水を吸わせます。
染め液を40度オーバーまで温めていきます!(この時点で洗剤をちょっぴり(説明書では4g)、入れています)
「鍋に手を突っ込んでいる」という、何とも言えない背徳感が。。。。心地いい。。。
全体をまぜまぜしたところで、染め液の温度をチェック。うん?44.9度?まぁ、いいってことにします。
コットンは標準法で「70度〜30分煮沸」と書いてあるから、40〜50度ぐらいならOKってことにしました。
すこし落ち着いてきたので、ひと休み。温度が下がってきたら、「火をつけて、撹拌して」を繰り返します。
そろそろかなぁ。(エライ泡立ちよう。。。洗剤をテキトーに入れたのまずかったすかー)
もう、飲めるぐらい、水がきれいになったら、洗剤でかるく洗って、さらにすすぐぅぅぅーーーー。
続いて、大判ショールサイズはパープルで。さっきより大きいのと、もうすこし濃い方がいいかなぁと思ったので、染め液はさっきの倍量で。
「マジで、ファンタグレープ(無果汁)ばい、見ちゃってん!」の図。
まわりがほつれないように捨てミシンをかけて(長方形の短辺は3cm・長辺は1cm)、フリンジをつくって
糸の撚り加減でうっすら出ている大きなチェック柄がもこもこっと立体感になって
以下に製作ポイントをまとめました。
・煮沸中は温度計を見ながら、温度が下がってきたら、火にかけ、40-50度をキープ
・撹拌することで染めムラを防止
・タテヨコ25%前後縮みます。仕上がりサイズをイメージして用尺を
・乾燥させた後、もう1回洗ってみましたが、色は出ませんでした。不安なときには色止め剤(もしくは酢水)で色の定着させてください
・縫製して、染めると糸(=ポリエステル)が染まらないので、微妙です。先に布地を染めて、その色にあわせて糸を選んで縫製する方が完成度が高まります
ムダなくつくれるようにキットにしました。ぜひ、チャレンジください。
「ウールのマフラーをつくるキット」(2,300yen)
「ウールのショールをつくるキット」(3,000yen)