「自分スタイルの服作り」(HAYAMA SUNDAY 杉本伸子 著)より。
ノースリーブのサックドレス。
今回はコットン×幾何学模様(イエローマスカット&オフホワイト)×Wガーゼ刺繍_全4色をつかった作例をご紹介します。
ふっくらとしたWガーゼ地に、密に施された幾何学模様の刺繍は落ち着いた華やかさがあり、
シンプル&クラシックなサックドレスに、瀟洒に映えます。
体型をひろわない、ゆったりとしたシルエットに、布地の程よい落ち感がぴったりマッチ。
ゆったりとしたシルエット&膝丈は、ひざ下をすっきり見せてくれるのもポイントです。
本では見返しは共布でつくるようになっていますが、作例は別布(リネン薄キャンバス)をつかって、フラットに仕上げました。
製作のまとめです。
<材料>Mサイズ
コットン×幾何学模様(イエローマスカット&オフホワイト)×Wガーゼ刺繍_全4色(@3,450×2.2m=7,590)
※柄合わせ、水通しによる地直しの縮み分を含む
見返し)リネン×無地(オフホワイト)×薄キャンバス_全25色(@2,250×0.3m=675)
接着芯_コットン&ポリエステル(オフホワイト)_薄地・普通地用_全5色(@590×0.5m=295)
15mm幅の伸び止めテープ 1.3m(前肩・ファスナーつけ部分)
10mm幅の伸び止めテープ 1.7m(衿ぐり・袖ぐり)
コンシールファスナー56cm 1本
スプリングホック 1組
<パターン>
「自分スタイルの服作り」(HAYAMA SUNDAY 杉本伸子 著)
<つくりかたのポイント>
・ロックミシンは、かがり送りを細かくすることで刺繍が安定します
・本ではポケットをつけるようになっていますが、作例では省きました
・刺繍のふっくらとした立体感を損なわないよう、衿ぐり、袖ぐりは星止め、裾は奥まつりの手縫いで仕上げています
※見返しの別布(リネン薄キャンバスとの組み合わせ)は以下のものが適しています
今回の作例A(イエローマスカット&オフホワイト)=リネン×無地(オフホワイト)×薄キャンバス_全25色
B(シャーベットグリーン&エクリュ)=リネン×無地(マッシュルーム)×薄キャンバス_全25色
C(ネイビー&カーキ)=リネン×無地(スチール)×薄キャンバス_全25色
D(グレー&チャコールグレー)=リネン×無地(ダークネイビー)×薄キャンバス_全25色
<製作時間>縫製〜完成
4時間
<コレコレ>コレをつくるんだったら、コレですよ
今回、ご紹介したサックドレスには、以下の布地も適しています。
コットン&ポリウレタン×ミックス(グレープグレー)×ピケストレッチ_イタリア製
・ボーダー状に凹凸ある織りのピケ地に、点描のようなドットのランダムプリント
・ふっくらボリュームある表面、さらりとした手触り
・適度なコシとやわらかさ
・ややヨコに伸びるストレッチ性は、身体に馴染みやすいです
・しっかりとして丈夫です
・布地の厚さ:0.7mm
・イタリア製
コットン&リネン×ボーダー(キナリ&ネイビー)×サージワッシャー
・コットン&リネン混、ギュッとつまった織りの中厚サージ
・キナリ&ネイビーの組合わせ、3cm送りのボーダー
・しっとりとしてヌメリある手触り
・程よいコシの中に、身体に馴染みやすいやわらかさがあります
・クタクタとした立体感は、肌にベタつきにくいです
・透けにくいです
・布地の厚さ:約0.55mm
ポリエステル×フラワー(ミルク)×フクレジャガード_全2色
・ふくれの凹凸で模様を表現された、フクレジャガード(二重織)
・ふっくらとした表面は、しっとりとしてやわらかな手触りです
・浮き立つ柄の立体感、マットなツヤ
・形崩れにくいハリとコシの中に、身体に馴染みやすいやわらかさもあります
・布地の厚さ:約1.0mm