ソーイングに必要な道具。
ミシン糸・ミシン針・ボビン
ミシン糸は縫う布地の厚さによってハンカチなど薄地は90番、ワイシャツなど普通地は60番、デニムなど厚地は30番を
使い分けます。糸に合わせてミシン針は90番には9号、60番には11号、30番には14号の針を使います。
また、ミシンの下糸を巻くボビンやミシン針は「家庭用」と「工業用」で形が違いますので、追加購入時には注意です。
裁ちばさみと糸切りばさみ
切れなくなったら、研ぎ屋さんに出します。
つづいて「めうち」
三つ折り部分など、ひらきやすいものや、ずれやすいものを縫うときに押さえながら布送りができます。
リッパー
縫い目をほどくときに使います。慣れないうちに多発する「縫い直し」もこれがあればイヤになりません。
まち針(シルクピン)
厚地にはしっかりした物を使います。ただし、普通地にはシルクピンの方が穴が大きくなりません。
アイロンとアイロン台
ミシンをかけるよりアイロンをかけている時間の方が長い。
これソーイングあるあるです。そして「アイロンなんて、どれも同じ?」ではありません。
アイロン面が大きいと、はかどりますし、ふだん着ている洋服にもつかえるものですから、奮発していいものを。
ちなみにピーター・バラカンさんはアイロンがけが大好きだそうです(笑)
型紙をつくる時のハトロン紙と方眼定規
方眼定規は1マス5mm 。縫い代をつけるときに便利です。
ペンギンみたいな定規は「カーブルーラー」。衿ぐり、袖ぐりのカーブ線を引くときに使います。(あれば便利ぐらいの感じ)
印つけには三角チャコ
ミホ先生は「三角チャコだけでも大丈夫。だけど、そのほかチャコ関係は便利な物が多いから少しずつ買い足していく感じで。。」
と、おっしゃっていました。
そのほか「仕上げ馬」さん。
洋服など立体的なものにアイロンをかけるときに便利です。(ミホ先生はあれば便利でなく、必須だと。。。)
まち針だけだとずれやすいものにつける(しつける)や印をつける時に使う「しつけ糸」。
これはシルクやウールなどチャコが使えない時に使う「服地」につかうもの。
世間ではソーイング全般に必要な道具となっていますが、使うのはあくまで洋服をつくる場合です。
小物づくりに登場することは基本ありません。
「初心者こそ道具に頼るべき」これ僕の持論です。
ある道具を使えば、うまくできたものを知らずにトライすることで満足のいく仕上がりにならない。。。
楽しくないから、続かない。。。
僕自身、あるレンズを使って、それから写真やカメラが好きになりましたし。。。
ただし、先週の「ミシンのベストBUYを考える」でも書きましたように、最終的に服をつくりたいと持ってるひとが
最初に購入すべきミシンは「家庭用電子ミシン」ではなく「家庭用コンピュータミシン」ですし
逆に小物が作れれば十分!というひとにはコンピュータミシンはオーバースペックです云々。。。
これ道具についても同じです。
道具についても、買っても使わないような、不要な道具まで揃えてしまったりするのはもったいない。
「はじめてのソーイング」的なテキストに列記してある「道具リスト」には、かなり「まあ、あったら便利だけど」的な道具や
「こんなの今どき使うか?」な道具が「これは必要」な道具と同列にリストされています。
今回ご紹介したのは(必要+ほんとに便利)の視点で選んだ「頼りになる道具」。
少々、数は多くなりましたが、ソーイングを続けさせてくれる道具です。
「突然、上手に縫えるようにならない」でも「たくさん縫うとイヤでも上手くなる」のがソーイング。(ミホ先生談)
頼りになる道具を使って、はやく楽しんでもらえるようになるといいなぁと思います。