今回はリネン&ビスコース混×無地(チャコールブラック)×サージストレッチ_イタリア製をつかったドロップショルダーのステンカラーコート(fab-fabricオリジナルパターン・未発売)の作例をご紹介します。
パリッとしたギャバジンでつくるステンカラーコートは春の定番ワードローブですが、ドロップショルダー&ゆったりとした身幅で、かつリネン素材でつくると、羽織るだけで、「こなれた雰囲気」になります。
適度なハリとコシの中に、クタクタとしたやわらかさがあります。
ストレッチ性もあるので、着心地も快適です。
(シャツワンピース、カシュクールワンピース、フレアスカート、ギャザースカート、ワイドパンツ、テーパードパンツ、シャツコート等々、いろいろつくれます)
縫い代の始末はロックミシンを使わず、すっきりと。
(縫い合わせ部分は折り伏せ縫い、裾は三つ折り、袋布のまわりはバイヤス布でくるみました)
箱ポケットはさり気なく。
製作のまとめです。
<材料>出来上がりサイズ 9号サイズ 着丈=86cmの場合
リネン&ビスコース混×無地(チャコールブラック)×サージストレッチ_イタリア製(@1,760×2.5m=4,400)
裏地_ベンベルグ(ブラック)_薄地・普通地用_全5色(@1,100×0.5m=550)※ポケット袋布のバイヤス用
接着芯_ポリエステル&コットン(ブラック)_薄地・普通地用_全3色(@600×1.0m=600)
20mmのボタン 5個
<パターン>
fab-fabricオリジナル(未発売/商品化の予定は未定です)
<製作時間>縫製〜完成
7時間
<コレコレ>コレをつくるんだったら、コレですよ
今回、ご紹介したドロップショルダーのステンカラーコートには、以下の布地も適しています。
リネン×無地(スモーキーベージュ)×厚オックスフォード_全6色
・25番手単糸使用、タテに2本の糸を引き揃えて織られた、やや厚手のオックスフォード
・クタクタと、やわらかな洗いざらしの風合い加工がされています
・リネン特有のチクチク感がなく、しっとりとした肌触りです
・織りの立体感となめらかなツヤ
・素材の特性上、糸ふし、色ムラがあります
・布地の厚さ:0.53mm
リネン×無地(アッシュブラウン)×サージ
・太番手糸でゆったりと織られたサージ
・ふっくら起毛した表面は、しっとりとした手触りです
・洗いざらしのようなクタクタとした風合い
・うっすら透けがあります
・素材の特性上、糸ふしがあります
・布地の厚さ:約0.7mm
リネン&ポリアミド混×無地(ダークネイビー)×ファンシーツイード_イタリア製
・テープヤーンで織られた、ファンシーツイード
・ややざっくりとした手触りと風合い
・織り糸の立体感、マットなツヤ
・適度なコシとやわらかさ
・布地の厚さ:約1.0mm
・イタリア製
コットン×無地(グリーンミスト)×ファンシーツイード
・ふっくらボリュームあるスラブヤーンなど、多種の糸を組み合わせて織られた、ファンシーツイード
・しっとりとした手触り
・浮き立つ織り目の立体感
・適度なコシとやわらかさ
・うっすら透けがあります
・布地の厚さ:約1.0mm
コットン×無地(インディゴ)×ガーゼ&ヘリンボーン
・インディゴ染めのガーゼと、5.5cm送りのヘリンボーン地を接結させた、W地
・ざっくりとした表面(ガーゼ)、しっとりやわらかな裏面(ヘリンボーン)
・クタクタとしたやわらかさがあります
・布地の厚さ:1.05mm
コットン×無地(グリーンミスト)×二重織_全2色
・2枚の布地がぴったりと織り合わされた二重織
・うっすら起毛した表面は、しっとりヌメリある手触りです
・クタクタとした陰影ある立体感
・適度なコシとやわらかさ
・布地の厚さ:0.62mm