縫製はたのしい。
手のひらから伝わるミシンの振動は、スポーツカーのアクセルペダルを踏みこんだ時の高揚感に似たものがあります。
ただ縫製といっても、ミシンをさわっている時間は案外少なく、アイロンで整える、しつけをするといった時間の方が圧倒的に長いものです。
だから、時短につながるアイロン定規や、
仮止めクリップが大好きです。
もちろん必要に応じてシルクピンも使いますが、大切なのは「しっかりとまって、ずれないこと」なので、しつけは必要最低限にして、サクサク縫いたいものです。
ホームソーイングは料理で云えば家庭料理なので、基本は基本でおさえつつ、つまるところ自己流でいいと思います。
ソーイングもあまり気負わず、おいしそうな食材を選ぶように布地を選びを楽しんで、便利な道具をつかいながら、たのしい縫製を満喫することこそが上達への近道だと思います。
縫い線が少々曲がったところで、
ファスナーのとめ位置が微妙にずれたところで、
できあがった料理を食べるの(=このパンツをはくの)は僕なのでOK。全く気にしません。(見た目よりも価値観の問題で、気になるなら縫い直しますが、体勢に影響なしと思えば、次回がんばろうでOKです。)
時に縫いあわせる順番が混乱しそうになりましたが、
確認しながら縫えば、
確認しながら縫えば、、
確認しながら縫えば、、、
なんとかゴールできます。
ポケットがなんか不格好だなと思ったら、ダブルステッチにしてなかったり。(脇を縫う前でセーフ)
穴かがりがギリギリだったりしましたが、「案ずるより...。」です。
久しぶりの縫製、たのしかったです。
太ももが太く、太ももにサイズを合わせると、
既製のパンツはウエストがブカブカだったりするのですが、
ゆとりがありながら、おしりに余裕が出すぎず、
ぴったりです。
ほんのり起毛していて、肌触りがいい、やわらかなヘリンボーン。
おすすめです。
製作のまとめ。
<材料>
コットン×無地(カーキ)×ヘリンボーン(@1,430×2.0m=2,860)
コットン×無地(キナリ)×サージ(@990×0.5m=495)
接着芯_ポリエステル&コットン(オフホワイト)_薄地・普通地用_全3色(@600×0.3m=180)
3cm幅のゴム 0.9m
ナイロンテープ(ウェビングベルト) 1.3m
アジャスターバックル 1個
ファスナー 15cm×1本
ボタン 15mm×1個