「ウエポン」はウエストポイントの略。わかりやすく云えば、チノクロスの上物=ギュッと詰まった織りと独特のツヤがあります。
着てみるとハリとコシ、身体へのなじみやすさが絶妙であることがわかります。(アンティークゴールドのメタルボタンのトーンがぴったり)
「同じパターンでも布地を変えてつくると、雰囲気が変わりますよ」というのは布地屋さんの常套句ですが
実際、同じパターンで、しつこく、布地を変えてつくってみて思うのは、雰囲気や着心地はもちろんですが
同じパンツに適した布地、やわらかさ、厚さに差が無くても、ここまで違うの?っていうぐらい、「布地で違う(変わる)」ということです。
つくることはかくも楽しいことかと、ソーイングの核心にふれた気でいた僕にとって、これは新たな発見でした。
「もしもミシンが使えたら。。。(楽しいだろうなぁ)」ぐらいのかるい気持ちではじめましたが
こんなに地味で、面倒で、時間がかかることも今どき珍しいけど、こんなに楽しいこともそうはないなぁと思うのです。
製作のまとめ。
<材料>
コットン×無地(カーキ)×チノクロス(ウエポン)_全2色(148cm幅@1510×2.2m=3322)
そのほかの材料
ベルト)25mm×1.3m
バックル)1組
ゴム)30mm×1m
ファスナー)16cm
前カン)1組
ボタン)20mm×2個
<パターン>
fabちゃん専用オリジナル
<製作時間>
5時間