パネル送りのボーダー天竺ニットをつかったTシャツをご紹介します。
前身頃のダーツをなくして、後身頃の脇の長さに合わせています。
違う布地を組み合わせて、1着を仕上げるのは色柄だけでなく、風合い(厚さ・やわらかさ)まで、うまくバランスさせないと、「手作りしました!」感が出てしまうものですが、パネル送りの布地(特にボーダー)は、どの部分をどう使うかを考えて裁断することで、一体感のある変化が出せるのがポイントです。
ピッチが違うボーダーと、余白がうまく組み合わせられると、手作り感がなくなって、「このTシャツのために考えられたボーダー」ぐらいの雰囲気が出てきます。
例えば、袖ぐりは身頃から続く白い部分のまま仕上げてもOKです。
が、そこに太ボーダーのネイビー部分をつかった幅38mmのカフスをつけることで、全体がシャープに
より完成度が高まります。
実際のパネルにいろいろパターンを置いて、どう使おうか悩むのも楽しいものです。
製作のまとめ。
<材料>
コットン×ボーダー(オフホワイト&ブラック)×天竺ニット_全2色(1パネル=タテ約100cm(細ボーダー47cm・無地24cm・ボーダー29cm)×165cm幅・1990yen)
ストレッチ伸び止めテープ(10mm幅×70cm)
<パターン>
オリジナルパターン#002_フレンチブラウス_9号
<製作時間>
3時間