「これって、普通のひとでも縫える生地なの?」
ポリエステル100%のボイル地にツヤのあるコットンの刺繍がたっぷり。。。
薄手&ポリエステル=縫いにくいイメージに加えて、このたっぷりの刺繍を見て
僕はひるみました。
が、そこはミホ先生、そんな僕の心配はよそに、「これなら、縫いにくくないよ、大丈夫大丈夫」だと、男前。
「これ、仕入れるよ」と念を押されて、「う、うん、任せる」と、僕は女前。
聞けば、「これはシャリ感もあるから。コットンのボイルと同じ」
「刺繍の段差だけ気をつけて、ゆっくり縫ったら全然大丈夫」
だそうです。
さあ、作例をつくろうとなって、「これ、私のパターンでつくっていい?昔つくったのがあって、ちょうどいいと思う」と
オリジナルのパターンでつくったのがこちらです。
刺繍たっぷりボイルのヨーク切替ワンピース。(命名だけさせてもらいました)
「私が着ると、生々しいから。。。」と、自粛されましたので、今回はトルソーに着せて。
本体脇の縫い代は透けて見えるので、ロックミシンをつかわず、袋縫いでくるんであります。
製作のまとめです。
<材料>
表布)ポリエステル×フラワー(オレンジ)×ボイル刺繍(着分)(@2,800×1点)*着分=2.0m
裏地)コットン&リネン×生機シリーズ×薄ギャバジン(110cm幅@500×1.5m=750)
接着芯)綿ポリ芯(キナリ)(92cm幅@500×0.25m=125)
<パターン>
オリジナル(未発売)
<つくりかたのポイント>
・裾はスカラップ刺繍に沿ってカットするだけです
・ヨーク切替で、衿ぐりはすっきりと前後中央を中心にかるいギャザーをよせて、やわらかく仕上げます
・1枚で着られるように、2枚仕立てに(裏地は透けのない薄ギャバジンをつかいました)
・ヨーク部分は表(刺繍)+裏地(薄ギャバジン)+見返し(薄ギャバジン)の3枚重ねで仕上げています
・裏地はヨーク切替部分、袖ぐりに縫い合わせています。
<製作時間>裁断〜完成まで
8時間
今回使用しました「刺繍たっぷりボイル」シリーズは薄手×刺繍の布地のなかでは、比較的縫いやすいものです。
刺繍された布地を縫ったことがない方にもチャレンジして頂けるように
着分(2.0m)でのみの販売とさせて頂き、通常よりお求めになりやすい価格にしております。
ぜひ、チャレンジしてみてください。